過去の担い手育成事業を通じ、若い世代(子育て世代)は「子どものためなら」メキメキと自主性が出てくることがわかりました。
子どものための催しを若い世代が町会役員とともに企画・実現する過程を支援することで、町会と若い世代の関係が構築される。
そのような狙いで令和6年度から新プロジェクト「子どもたちの思いをかなえるプロジェクト」が始まっています。
1.支援町会の決定
公募により時敏地区仲町エリア(東部仲町町会、西部仲町町会、中部仲町町会の3町会合同)を支援町会として決定しました。
2.アンケートの配布
市が小学校を訪問し、対象児童にアンケートを配布しました。
児童からたくさんの意見をいただき、集計結果は町会と共有しました。
3.プロジェクトメンバーの募集
チラシ配布やSNS発信、PTA役員からの聞き取りなど、様々なきっかけでメンバーを集めました。
ねぷたやラジオ体操など、町会には色々な行事に呼んでいただき、協力して声かけを実施。
結果として、協力的で前向きな若手世代が集まりました。
4.イベント企画の開始
児童のアンケートを参考に、若手のアイデアを活かしたイベント企画を開始しました。
若手ならではのユニークな発想や、やるからには多くの子どもたちに参加してもらおう、喜んでもらおうという気持ちで様々なアイデアが出されていました。
やはり子育て世代は忙しく、なかなかみんなが集まっての会議は困難でした。
そのような中でも、会議で決めきれないことや出席できない人への共有をSNSで実施するなど、効率的な運営を行い、イベントの実現に突き進みました。
5.見事なイベントの実現
若い世代が主体となった見事なイベントが実現!
子どもたちからの要望が多かった「仲町ながしそーーーーめんフェス」「仲町えほーーー巻フェス」を開催し、当日は多くの親子が参加してイベントを楽しみました。
<仲町ながしそーーーーめんフェス>
<仲町えほーーー巻フェス>
若手だけが活躍したわけではありません。
町会が縁の下の力持ちとなり、事前の住民周知や会場の手配など、様々な調整に協力してくれました。会場設営や恵方巻の調理などはベテランならではの素晴らしい活躍で、イベントの成功を手助けしてくれました。
6.若手や町会役員からの声
イベント実施を通じ、若手と町会役員それぞれから、お互いの距離が縮まったことを感じる声を聞くことができました。
また、町会役員からは今回のプロジェクトを通じて若手と関係性を作れたのは大きい収穫だが、町会役員を任せるのはまだまだ先の話であり、じっくりと関係を深めていきたいという意見もあり、「担い手づくりに特効薬なし」ということを改めて感じました。