気温が-4℃以下になると、水道管の中の水が凍る可能性が高くなります。水道管が凍ると水が出なくなるのはもちろん、ひどいときは水道管や蛇口が破裂することもあります。
水道管が凍るのをふせぐためには「水抜き」を行うのが効果的です。天気予報などを参考に冷え込みが予想されるときはこまめに水抜きを行って凍結をふせぎましょう。
水抜きを行うには、水抜き栓を閉めます。
水抜きを行うと、水抜き栓から蛇口までの水道管の水が抜けて空っぽになるので、水道管が凍りにくくなります。なお、水抜き栓を閉めている間は水が出なくなりますので、ふたたび水道を使うときは水抜き栓を開けてください。
水抜き栓にはふつう、オレンジ色の丸い手回しハンドルがついています。しかし最近はボタンで開け閉めする「電動水抜き栓」などさまざまな種類があり、操作方法はそれぞれ違います。ご自宅の水抜き栓の場所や操作方法がわからないときは、家を建てた業者さんや、借家であれば大家さんや管理人さんにお問い合わせください。
一般的な手回し水抜き栓の操作方法は、次のとおりです。
●水を抜くとき・・・ハンドルを右(閉の方向)に止まるまで完全に回し、蛇口を開ける。
●水を出すとき・・・ハンドルを左(開の方向)に止まるまで完全に回す。
【ヒント】
水抜きをするときは、蛇口を開けて水道管に空気を入れないと水が完全に抜けない場合があります。水抜き栓を閉めたら蛇口を開けてください。水が抜けている間、蛇口から音が聞こえますので、音が止まったら蛇口を閉めてください。
【ここに注意!】
水抜き栓は必ず全開か全閉にしてください。半開きや半閉めになっていると、水抜き栓の下から水が漏れ続ける状態になります。この状態のときは蛇口からも水を出すことができるので、水漏れが起きていることに気づきにくく、危険です。
もし水道管が凍結し、なかなか溶けなかったり、管や蛇口が壊れてしまった場合は、市指定の給水装置工事事業者に凍結解除や修理を依頼してください。
【ヒント】
蛇口や管にお湯をかけて氷を溶かすことを試みる場合は、タオルなどを巻いてから少しづつお湯をかけると、直接かけるより長時間温めることができます。ただし、金属は急激な温度変化にさらされると割れる場合がありますので、かけるときは必ずぬるま湯を使ってください。
担当 上下水道部 営業課 給排水係
電話 0172-55-6895