静的音響特性に関して、改修前の舞台下は当初の構想にありながら実現しなかった回り舞台の関係で全て木質床でありましたが、今回の改修では舞台床下に頑丈なコンクリートの叩きを敷設したことにより、床へ抜ける音がなくなりました。
また、音響反射板については、今までの音響反射板は、共鳴しながら音を反射しておりましたが、新しくなった音響反射板は、共鳴が無く完全反射の反射板となったことから結果的に客席の音圧が上がるとともに、音の明瞭度が上がることとなり、小さな音の楽器による演奏でも、客席の隅々までデッドポイントの無い豊かな響きが実現されました。
静的音響特性に関して、客席の吸音率が今までより抑制された分残響時間が伸びました。
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