校歌は、 昭和二十三年本校教諭だった一戸金助(昭和二十一年叙勲八等瑞宝章下賜)作詞、同講師棟方昭三作曲によるものである。その後、これも同校教諭西沢健蔵編曲のものが今日歌われている。歌詞の内容は、東目屋の自然の清らかさと、しょうしゃとした村のたたずまいを歌い、多賀神社の幽玄の気をも盛り込んでいるようである。歌詞にみられる「桜丘」は、校舎現在地の古い俗称であったらしく、「五つの村」とはこれも古い時代の東目屋の五大字、国吉・ 桜庭・米ケ袋・中野・中畑を指しているらしい。特に三番の歌詞がすばらしい。教育の普遍的な理想を歌つてぃる。即ち、「正義」「平和」「智・ 徳・体」をあげて「人道」を強調している。終戦後の先人たちの教育への情熱が感じられる。学校教育の存在意義は昔も今も変わりなく、校歌は子供たちとともにある。(創立50周年記念誌 桜丘より)