事業活動に伴って発生する騒音・振動や日常生活による近隣騒音は、睡眠を妨げたり、会話の妨害など私達の生活環境に悪い影響を与えるものです。隣近所に迷惑をかける大きな騒音・振動を出さないよう注意しましょう。
テレビ、ステレオ、カラオケなどは隣近所の迷惑にならないよう適当な時間帯や音量にしましょう。
深夜の入浴・シャワーの使用も注意が必要です。
また、犬がむだぼえをしないよう散歩などじゅうぶんな世話をしましょう。
工場等へ著しく騒音・振動を発生する設備等を設置する場合や、建築・解体工事等で特定の建設機材を使用する場合、事業者は公害防止のため、事前に法令に基づいた届け出が必要です。
その他の事業者も、騒音や振動などはできるだけ出さないように工夫しましょう 。
届け出が必要となる特定施設・特定建設作業については、次のPDFファイルでご確認いただけます。
必要な届出書は『申請書ダウンロード』のページからダウンロードできます。
最近、市内の側溝や用水路における悪臭苦情が多くなっており、ほとんどが単独処理浄化槽の管理の不徹底によるものです。
単独処理浄化槽を使用の事業所、家庭等は毎年きちんと保守点検・清掃するなど適正に維持管理しましょう。
また、単独処理浄化槽は、し尿だけを処理することになるため、し尿以外の生活雑排水(台所、風呂、洗濯等)は未処理のまま放流されており、用水路や河川などを汚し、悪臭の発生を招きやすいことから、調理くずの処理、廃食油の処理、洗剤の適正使用等の対策が必要です。
すでに公共下水道(農業集落排水)処理区域に立地して、単独処理浄化槽を使用している事業所・家庭等は、早めに下水道に接続する必要があります。
また、公共下水道(農業集落排水)処理区域以外の場合にあっても、生活雑排水もあわせて処理できる合併処理浄化槽にかえるようにしましょう。
空き地を含め、一般家庭において、雑草の繁茂や、害虫の発生などにより、近隣住民が迷惑しているとの苦情が寄せられています。
空き地はもちろん、土地・住宅などの所有者・管理者は、近隣住民の生活環境を損なわないよう、雑草を刈り取ったり、害虫の除去を行うなど、適切な管理をお願いいたします。
なお、自ら空き地等の雑草の刈り取りや害虫除去などができない場合は、造園・害虫処理などの業者にご相談ください。
農業を営むためのやむを得ない廃棄物の焼却、暖をとるたき火、キャンプファイヤ(近所迷惑にならない程度)などの特殊な場合以外は、野焼きは法律で禁じられています。
ドラム缶を使ったり、ブロックを積んだり、穴を掘ったりして、ごみを燃やす場合も野焼きになります。
近所の皆さんの迷惑になり、法律により5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金が科せられることもありますので、絶対に野焼きはやめましょう。
猛暑の年は、蜂の巣の相談が非常に増えます。しかしハチは、作物を受粉させたり、ハチミツをつくったりするミツバチや、また害虫を食べてくれるアシナガバチやクマバチなどもおり、人にとっては益虫であるハチもいます。ただしスズメバチだけは危険です。
ハチの生態について知っていれば、ハチの巣があることをいたずらに怖がる必要はなく、むしろハチがいることで害虫が減ることから、ハチとの共生という選択も考えることが必要です。
ハチを刺激しないよう注意すれば刺されることはありません。ハチがいることのメリットも考えて、駆除するかどうか判断をしてください。
スズメバチは、人が刺されると危険なハチです。スズメバチの巣はボールのような形で、出入り口は1カ所しかありません。素人が駆除するのは非常に危険なので、巣の駆除を害虫処理などの業者にご相談ください。
アシナガバチは益虫です。アシナガバチの巣は、シャワーヘッドのような形で巣穴がたくさん見えます。危険なハチではありません。巣が日常生活にそれほど影響のない場所にあるのなら、駆除しないでそのままにしておきます。いたずらをしなければ刺されることはありません。10月いっぱいくらいで働きバチは死んでしまい、残った女王バチは巣から出て越冬します。翌年はその巣に戻って来ることはありません。
個人の建物や敷地内に作られたハチの巣の駆除は、市では行っておりません。害虫処理などの業者にご相談していただくか、次のような方法で、自分でおこなうことができます。
【 アシナガバチの駆除方法】
夜、暗くなってから,ハチ専用殺虫スプレーや、ハエ・蚊用の殺虫スプレーを巣に噴霧します。昼間はハチが興奮して飛び回るため危険です。
ハチは薬に弱く、すぐに死んでしまいます。なるべく離れたところから巣に向かって殺虫スプレーを噴霧すれば刺されることはありません。そして翌朝に巣を除去すれば完了です。
アシナガバチは益虫です。ハチを刺激しないよう注意すれば刺されることはありません。
ハチがいることのメリットも考えて、判断をしてください。
アメリカシロヒトリは、6月上旬~7月中旬、8月上旬~9月中旬の年2回幼虫(毛虫)が発生し、糸を吐いて巣網をつくり集団で生活した後、分散して葉を食べます。木々の葉が透けて、白くなっていたら要注意です。
駆除・対策としては、薬剤散布のほか、幼虫が巣から離れてしまう前に、巣網ごと切り落として、駆除するなど適正な処理をしてください。
なお、幼虫が巣から分散する直前に薬剤散布すると効果的です(ただし予防のための散布は効果なし)。薬剤は、スミチオン、オルトラン乳剤の散布が一般的ですが、トレボンMCやスティンガーも効果的といわれています。 薬剤は市販されていますので、用量や周囲への飛散などにじゅうぶん注意してご使用ください。
なお、自らアメリカシロヒトリ駆除ができない場合は、造園・害虫処理などの業者にご相談ください。
また、市では、地域ぐるみでの駆除活動を支援するため、町会単位での薬剤散布用動力噴霧機を貸出していますのでご利用ください。
工場や事業場、一般家庭で、雪等による燃料タンクの配管の破損や、移し替えの際の不注意などによる油類の流出事故が多発しています。油類の流出事故は、河川や用水を汚し、上水道や工業用水道の取水停止等の原因となり、当事者が多額の費用を負担しなければならないことがあります。
燃料の減りがいつもより早い場合や、タンクの周囲に着色や油臭がある場合は、燃料が漏れている可能性がありますので、燃料タンクやパイプ等の漏れの確認をしましょう。
万が一、油が漏れ、側溝等に流れた場合は、すぐに環境課あるいは消防本部にご連絡ください。
市では公害に関する苦情については、できるだけ迅速に、被害が広がらない段階で適切に処置するよう指導しています。
しかしながら、苦情の発生要因には事業所や工場のみならず、家庭生活と密着したものが多く、お互いの思いやりや、地域や地区の問題として、住民自らが解決していくという姿勢も望まれます。
公害(大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭等)に関する相談は、環境課までご相談ください。
公害等調整委員会は、公害問題や環境問題で困っている場合に、公正・中立な第三者機関として、加害者と被害者との間に入り、調停や裁定という手続きにより、公害紛争を解決する行政委員会です。
公害紛争処理制度は、民事訴訟に比べ迅速な解決を図ることができ、かかる費用も安いという特徴があります。
詳しくは次のリンクをご覧ください。
担当 環境課
電話 0172-36-0677