健康・・・命を大切にし、心身をきたえる
自主・・・先を見通し、進んで学び行動する
創造・・・夢や目標の実現に向け、挑戦する
誠実・・・礼節と思いやりの心をもち、人の役に立つ
~「所属感・存在感・一体感・達成感」(四中四感)のある学校~
① 全ての生徒に、学びが保障される学校
② 全ての生徒に居場所があり、安心・安全に生活できる学校
③ 明るい挨拶が響く、互いを認め支え合う学校
④ 教職員・生徒・保護者・地域の人々が信頼関係で結ばれている学校
① 進んで学習に取り組み、夢や目標の実現に向けて努力する生徒
② 礼節と思いやりの心をもち、よき人間関係を築くる生徒
③ 命を大切にし、めあてをもって心身をきたえる生徒
④ 貢献に誇りと喜びを感じる生徒
新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことによって、通常の教育活動が展開で きるようになり、本校を含めた四中学区の学校では、昨年度の卒業式についても、多くの来賓に参列してもらう形で行うことができました。
私も、小学校の卒業式に参列しましたが、地域や保護者の方々の子供たちに対する思いや期待の大きさを、改めて強く感じました。特に、ある地域の方からは、本校の卒業 式に参列できたことの喜びや卒業生の立派な姿を見て感動したことなどについて、お話をしていただきました。
コロナ禍で地域の結びつきが弱まる傾向にあり、少子化が一層進むなど、コロナによる社会への様々な影響が明らかになってきた今、中学校の教職員である私たちは、地域 の希望・宝として、一層貴重な存在となっている子供たちの教育に携わる職責の重さを自覚しなければなりません。そして、地域コミュニティを構成する学校の役割や外部からの期待の大きさについても再認識する必要があります。
また、この2年間、本校の大きな課題であった不登校に対し、特に未然防止への取組 に力を入れた結果、各種意識調査では、子供たちの自己肯定感が上昇傾向にあり、不登校の面だけではなく、全教育活動に良い影響が出てきたと感じています。さらに、学習態度や生活態度についても、全体的に落ち着いてきており、ここから一歩前進するためには、教師主導の場面を減らし、より子供たちを主体にした取組が必要です。
令和6年度は、これらのことを踏まえながら、昨年度と同様に、予測困難な時代をたくましく生きぬくための、「主体性(自分の意志・判断によって、何をすべきかを考え、 自ら責任をもって行動しようとすること)」を身に付けることを重視したいと思います。 そしてそのためには、躾的な部分を指導した上で、常に教師の指示通りに活動させるのではなく、発達の段階に合わせて、一定の範囲内で生徒の自由度を高めていくことも必要です。そして、たとえ失敗したとしても、次のチャンスを与え方向性を示してあげるなど、子供たちを長い目で粘り強く見守ることで、主体性を育み、将来、子供自らがもつ能力を最大限発揮できるよう、その素地をつくってあげることが、私たちの使命だと考えます。
令和6年度は、以上のような使命感をもちつつ、以下のスローガンの下、全教職員が 一丸となって、目指す学校像・生徒像の実現を目指したいと思います。
◎教職員のスローガン
「やる気を引き出す、変われる教職員」
☆目指す教師像
① 教育専門職としての自覚と責任をもつ教師 【非違行為の根絶】
② 生徒の心の機微を捉え、ほめ・認め・励ます教師 【不登校の未然防止】
③ 改善意識を常にもち、授業で勝負する教師 【授業改善】
④ キャリア教育の視点をもつ教師【社会に出て生き抜くために必要な力の育成】
⑤ 周囲と連携・協力し、組織的に動ける教師 【チーム四中】
◎生徒のスローガン
「ライバルは昨日の自分。みんなが互いを応援するチーム四中」
① 日常観察や客観的な資料、情報共有等をもとにした生徒理解の深化
② 不登校・問題行動・いじめ等の未然防止に向けた集団づくり
③ 深い生徒理解に基づく教職員と生徒の信頼関係構築
④ 「所属感・存在感・一体感・達成感」(四中四感)のある学級、学年経営の充実
⑤ 情報モラル(インターネット、メール、ライン等)への対応
⑥ 危機管理体制の充実
① 目標や目的を明確にし(何のために、何を、どのように)、生徒の視点を重視した授業づ
くりへの転換
② 「学び合い・教え合い」を取り入れた、学習意欲を高めるための授業の工夫
③ キャリア教育及び家庭学習習慣の定着を図る指導の充実
④ 特別支援教育の充実とインクルーシブ教育実現に向けた支援体制の整備
⑤ 学習に適した教室等の環境整備と充実
① 礼節を重んじる心、思いやりの心、人のために尽くす心の育成
② 規範意識の醸成と挨拶の励行
③ 全教育活動を通した道徳教育の推進と充実
④ リーダーシップの育成と生徒会活動や各行事の充実
⑤ 夢を育み、生き方を考えさせるキャリア教育の充実
⑥ 望ましい生活習慣及び安全教育(特に自転車に関して)に関する継続的な指導
① 教職員の資質・能力の向上
② 通信等による積極的な情報発信
③ 密な連携による保護者・地域との信頼関係構築
④ 学校評価の実施と公表
⑤ 「教育自立圏(四中学区クインテット)」に関する取組の充実