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校長室から

2学期終業式、校長式辞

 今年も残り1週間余りとなりました。以前、全校朝会でお話しした、今年の流行語大賞は、高市総理大臣の「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります。」という言葉になりました。皆さんも知っていることと思います。「働いて」を5回繰り返す、インパクトのある言葉ですが、正直中学生の皆さんには、意外だったのではないでしょうか。先生も若干の違和感を覚えました。

 一方、12月12日に京都の清水寺で発表された、今年を表す漢字では、「熊」が選ばれました。第2位が「米」で、1位との差はわずかだったようです。本校でも今年を表す漢字を選んでみた学級があったと思います。3年生は各自が選んだ漢字を廊下に掲示していました。目を通してみると、やはり「熊」が圧倒的に多かった気がします。他には、やはり「米」や高市総理の「高」、大阪万博の「万」など、なるほど!といった漢字が選ばれていました。

 このように、年末が近づくと今年1年を振り返る企画が色々と出てきますが、もし、「今年印象に残った歌」を選ぶとしたら皆さんはどの歌でしょうか。これは人それぞれなので、順位付けするのは難しいと思います。

 私が選ぶとしたら、迷わずに「心の瞳」を選びます。合唱コンクールで3年3組が歌い、金賞を獲得した歌です。3年3組の合唱が本当に素晴らしく、とても感動したことが理由の1つですが、この歌の背景にあるストーリーやメッセージを改めて感じたことも理由の1つです。

 知っている人も多いでしょうが、「心の瞳」という歌は、昭和を代表する歌手である坂本九さんの遺作=最後の歌と言われています。なぜ、「心の瞳」が坂本さんの遺作になったかというと、今からちょうど40年前の1985年、この歌を発表して間もなく、坂本さんが飛行機事故で亡くなったからです。この飛行機事故は、現在でも日本の航空史上、最大・最悪の事故と呼ばれています。羽田空港を飛び立ち大阪に向かっていた日本航空のジャンボジェット機が群馬県の山中に墜落し、乗員乗客あわせて520名が亡くなる大惨事となりました。坂本さんは、その事故に巻き込まれたのです。

 そのような坂本さんの人生と、「心の瞳」の歌詞から感じられる家族愛や夫婦の絆、周囲の人への感謝の気持ちなどが共感を呼び、この歌は40年間受け継がれてきました。合唱コンクールの時、審査員の先生が講評の中で、「3年3組の合唱は、歌詞の言葉に思いがのっていた」と述べていましたが、きっと3年3組の皆さんは、歌にまつわる背景や歌詞についてしっかりと事前学習し、一人一人気持ちを込めて歌ったのだと思います。

 思いもよらぬ事故や災害にあうことは、私たち誰にでもあり得ることです。先日も青森県を大きな地震が襲いました。いくら注意していても防ぎようがないこともあります。それだけに、私たちは今を大切に生きること、日頃から周囲の支えに感謝すること、当たり前と思いがちな家族の存在を改めて意識してみることが必要なのではないでしょうか。そのようなことを思い起こさせてくれた「心の瞳」でした。

 明日から冬休みが始まります。クリスマスやお正月など、楽しみにしていることも多いでしょう。そのような中、皆さん一人一人が、命の大切さや家族愛、周囲への感謝などを、ちょっぴりでも意識して生活してくれることを願って式辞といたします。

2学期始業式、校長式辞

 今年の夏は、7月中旬から8月上旬にかけて猛暑が続き、弘前市では7月の観測史上最高気温36.4度を記録するなど、まさに暑い夏でした。一時期、津軽ダムの貯水率が低下し水不足も心配されましたが、ねぷた祭り以降は、一転して雷雨や大雨の日も見られ、逆に水害の心配をしなければならない日もありました。このような急激な天気の変化に、地球温暖化や異常気象を実感した人もいたのではないでしょうか。

 さて、皆さん一人一人、それぞれの夏休みを過ごしたと思います。先生は1学期終業式で話した「四中学区ベスコングルメ第2弾」を実行しました。それについては、後日全校朝会で紹介します。

 ところで、今年の8月はある意味特別な8月でした。もう少し具体的に言うと、今年の8月15日は特別な日でした。何の日だったか知っていますか?答えは、「80回目の終戦の日」です。何それ?と思った人もいるかもしれませんが、今から80年前の1945年に日本はアメリカとの太平洋戦争、広い意味では第二次世界大戦に敗れ終戦を迎えました。当時の天皇がラジオ放送で日本国民に終戦を宣言したのが8月15日でした。そして、その数日前、8月6日は広島、8月9日は長崎に原子爆弾が投下され、多くの人の命が失われたことは皆さんも知っていると思います。テレビや新聞で戦後80年の特集が組まれ、連日報道されていたので、1度は皆さんも目にしたのではないでしょうか。

 80年というと、皆さんにとっては遙か昔であり、想像がつかないかもしれません。しかし、皆さんの「ひいおじいちゃん」や「ひいおばあちゃん」、親戚に80代や90代の人はいませんか?今も確実に戦争を経験した人、戦争を知っている世代がいるのです。80年前の出来事は、決して歴史の教科書の中にある過去の資料ではありません。現在とつながっているのです。

 ちなみに、第四中学校は、再来年度の令和9年に「創立80周年」を迎えます。つまり、第四中学校の歴史は戦後間もなくからスタートし、現在に至るわけです。第四中学校が80周年と知れば、少し80年前の出来事が身近に感じられるのではないでしょうか。

 世界ではロシアとウクライナの戦争をはじめ、いまだに多くの戦争や紛争が起こっています。日本が再び戦争に巻き込まれないよう、ちょっぴりでいいので、この機会に戦争や平和について一人一人が考えてほしいと思います。

 少し重い話になったので、夏休み中の嬉しかったエピソードを1つ紹介します。1学期の終わり頃、学校に1本の電話がありました。内容は、「結婚式で流す映像の前撮りをしたいので、四中の教室を貸してほしい」とのことでした。結婚する2人は四中の同級生で、思い出のある教室でのワンシーンを取り入れたいとのことでした。話を聞いて、夏休み中で生徒の活動に支障がない日ならどうぞ使ってくださいと承諾しました。8月某日、撮影は無事終了しましたが、結婚する2人にとって、四中が青春の思い出が詰まった大切な場所であったことを知り、とても嬉しくなりました。(教室が嫌な思い出ばかりだったら、結婚式の映像には使いませんよね。)ひょっとすると、ここにいる皆さんの中からも将来結婚する2人が出てくるかもしれません。その時は、先ほどのカップル同様、四中が青春の思い出が詰まった大切な場所になっていることを願わずにはいられません。

 最後に、今日からスタートする2学期もたくさんの行事が予定されています。中体連新人戦、四中祭、生徒会役員選挙、合唱コンクール、後期生徒総会、球技大会など、毎月のように大きな行事があります。ぜひ、皆さんにはそれぞれの行事に全力で取り組み、学校生活を楽しんでほしいと思います。もちろん日々の勉強も忘れずに。皆さんにとって充実した2学期になることを願って、式辞といたします。

入学式、校長式辞

 津軽の地にも本格的な春の訪れを感じさせる今日、このよき日に、ご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに令和七年度弘前市立第四中学校入学式を挙行できますことは、私たち教職員にとりましても大きな喜びであり、心より感謝申し上げますとともに、厚く御礼申し上げます。

 118名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは今日から、第四中学校

の生徒として第一歩を踏み出すことになります。心から歓迎いたします。今は夢と希望に胸をふくらませ、やる気に満ちあふれていることと思います。

 そこで、中学校生活のスタートにあたり、ぜひ大切にしてほしいことを三つお話しします。

 一つ目は、「簡単にあきらめない気持ち」をもってほしいという事です。誰でも苦手な場面や困難な場面に直面すると逃げ出したくなったり、あきらめたくなったりします。しかし、努力して困難を乗り越えたときにこそ、大きな充実感と達成感を得ることができるのです。

 昨年度、大リーグで3度目のMVPを獲得した大谷翔平選手も、ヒジのケガが原因で昨年度は投手として登板することができず、二刀流としての活躍ができませんでした。しかし、投手として活躍できない分、打撃や走塁の技術を磨き、最終的にはホームラン王に輝き、盗塁も飛躍的に増やして前人未踏の50・50を達成しました。ケガをしても自分が今できることを考え、より一層努力を重ね、見事な結果につなげました。

 皆さんも勉強や部活動、地域のクラブ活動などにおいて、うまくいかないことやなかなか結果にあらわれないことがでてくると思いますが、簡単にあきらめず、粘り強く努力を続けてほしいと思います。「継続は力なり」という言葉もありますが、努力を続けること、そのものが自分の力となり成長となるのです。

 二つ目は、「違いを認め合える生徒」になってほしいという事です。現在は、「多様性の時代」と言われます。「ダイバーシティ」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。また、私たちが暮らす弘前市では、「LGBTQ」の考え方、いわゆる性の多様性を理解する取組を推進しています。私たちは一人一人、見た目だけでなく、性格や価値観、趣味・趣向もそれぞれ異なります。一人一人が「個性」をもっています。自分と違う個性をもった人を否定せず、異なる見方や考え方を受け入れ、認め合うことが大切です。

 ちなみに、現在の第四中学校生徒会テーマは、「星虹(ステラ)~個星輝く夢への架け橋」です。「個星」の文字こそ異なりますが、一人ひとりが、それぞれの色で星のように輝き、自分の夢へと続く架け橋を見つけられるようにという願いが込められていると聞いています。新入生の皆さんも自分が輝ける場所を見つけ、生き生きと活躍してほしいと思います。

 三つ目は、「たくさんの人と交流してほしい」ということです。中学校の授業では、「話し合いや学び合い」が大切にされており、友達と議論したり、教え合ったりする場面が出てきます。また、校外での体験学習では、親や先生以外の大人と触れ合う場面もでてきます。ぜひ、新入生の皆さんには、三年間で色々な人と出会い、話し合い、コミュニケーションをとる中で、様々な考え方や生き方、ルールやマナーを知り、自分を成長させてほしいと思います。

 最後になりますが、保護者の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。お子様が明るく元気に中学校生活を送れますよう、教職員一同、力を合わせ、誠心誠意努めて参る所存です。これからも本校教育活動へのご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 本日ここに入学された新入生の皆さんの今後の活躍に期待するとともに、無限に広がる未来が、明るく幸多いものとなることを願って式辞といたします。

 

 令和7年4月7日 弘前市立第四中学校 校長 船水 泰秀

 

第四中学校

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