11月2日(土)の歴史館講座は「高照神社を守り継いだ人々」と題して弘前大学国史研究会会員の蔦谷大輔先生に講演していただきました。
弘前藩四代藩主の津軽信政を祀り、藩で大切にしてきた神社も、明治になり藩がなくなると、保護もなくなりました。
先生の講演を聴き、高照神社は明治以降、旧藩士や県、津軽地方の自治体、企業、個人の有志などの協賛金などにより修復されてきたことを知りました。
神社の日常的な維持管理は、江戸時代からずっと変わらず、高岡集落の人たちによって行われています。
時代が変わっても、300年以上ずっと守り受け継がれてきたことに頭が下がります。
蔦谷先生、ありがとうございました。
(ハイジ)
10月もはやくも中旬、朝晩は冷え込むようになりました。
涼しくて、爽やかで心地良い気候が続く秋は過ごしやすいですが、一方で寒暖差が大きく、夏の疲れが出やすい時季でもあります。皆様も、体調には気をつけてお過ごしください。
歴史館の周りでも、少しずつ樹々が色づき始めました。
歴史館では秋の企画展「高照神社展」を12月6日(金)まで開催しています。
会期中の休館日は、10月21日(月)、11月18日(月)です。
皆様のご来館をお待ちしております。
(ニワ)
暑さ寒さも彼岸までといいますが、急に涼しくなってきて秋を感じられるようになりました。今日は秋分の日です。お墓参りをしたり、おはぎや小豆の入った栗おこわ、さんまを食べる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在、高岡の森弘前藩歴史館では、令和6年度秋の企画展「高照神社展」を開催しています。高照神社の歴史と奉納された宝物、祭神である4代藩主津軽信政の人物像や功績などを紹介します。
神社創設ノ由来
神楽面 磯浪
秋の企画展「高照神社展」は12月6日(金)までです。
会期中の休館日は10月21日(月)、 11月18日(月)です。
みなさまのご来館をお待ちしています。
(たま)
暦の8月22日に「処暑」とありますが、「暑さが収まるころ、落ち着くころ」という意味だそうですが、今年の暑さはなかなか収まってくれませんね。
まだ暑い日が続きそうです。熱中症に気をつけてお過ごしください。
夏の企画展「弘前藩の絵画」の会期は9月1日(日)まで、残すところわずかとなりました。
まだご覧になってない方は、ぜひご来館ください。
(ニワ)
ねぷた祭りも終わり、少し寂しいです。ねぷたを見に行かれた方も、参加された方も今年は天候に恵まれて良かったですね。立秋のこの時期が最も暑いですが、ここから涼しくなっていきます。体調管理に気を付けて、夏を乗り切りたいです。
現在、高岡の森弘前藩歴史館では、令和6年度夏の企画展「弘前藩の絵画」を開催しています。弘前藩のお抱え絵師や弘前藩にゆかりのある絵師の絵画作品を紹介しています。
三上仙年(みかみせんねん)筆 蝦蟇(がま)仙人之図
建部寒葉斎(たけべかんようさい)著 寒葉斎画譜
『蛙(かえる)』の季語は春ですが、ともにヒキガエルを意味する『蝦蟇』・『蟾蜍(せんじょ)』の季語は夏なのだそうです。
夏の企画展「弘前藩の絵画」は9月1日(日)までです。会期中の休館日は8月19日(月)です。みなさまのご来館をお待ちしています。
(たま)
7月20日(土)、「暮らしを守る津軽の森林~藩政史料にみる“青い森”の実像~」と題して、徳川林政史研究所の萱場真仁先生に講演をしていただきました。
日本で森林の保護・管理を本格的にするようになったのは江戸時代だと知り驚きました。
森林の保護・管理のために行われる間伐が、江戸時代から脈々と続けられ、今の景色を造っているのだと知ると感慨深いです。
また日本海から吹く潮風を防ぐため屏風山に防風林が植えられたことは知っていましたが、その植林活動が思うように進まなかったことなどは初めて知りました。
何気なく通っていたメロンロード(屏風山広域農道)ですが、これからはもう少し防風林に注目してみようと思いました。
メロンロードの防風林
昨今、豪雨による土砂崩れなどの災害が多くなっているような気がします。
「森林は放置したままでは荒廃してしまう。人の手によって適切な保護・管理を施す必要がある。」と聴き、災害の全てが当てはまるわけではないと思いますが、もしかしたら、保護・管理のバランスが崩れているのではないだろうかと考えさせられました。
300年以上の年月をかけて管理してきた森林を、これから先の未来へ繋いでいくために、私たちができることを考えてみようと思います。
(ハイジ)
梅雨に入り、雨が降ったり止んだりの日々が続いています。
梅雨の花と言えば紫陽花ですが、高照神社境内の紫陽花も綺麗に咲いています。
雨上がりの紫陽花は色が一段と鮮やかできれいです。
そして紫陽花の先にはトンボも止まっていました。
雨の合間にほんのちょっと癒された時間でした。
今、歴史館では夏の企画展「弘前藩の絵画」が開催されています。
津軽にゆかりのある絵師たちによって描かれた作品が、とても緻密なものから微笑ましいものまでたくさん展示されています。
梅雨明けまでもう少しかかりそうですが、いろいろな絵を鑑賞して心地よい時間を過ごしに来ませんか。
(ハイジ)
6月23日(日)、高照神社馬場跡で「流鏑馬」を開催しました。
この場所での開催は、今年で6回目となります。
射手が放った矢が的に当たる度に、大きな歓声と拍手がわきあがっていました。
流鏑馬、笠懸、馬上武芸のほか、馬とのふれあいタイム、射手と馬との撮影会、子ども用かぶと着用撮影会の企画もあり、皆さんに楽しんでいただけたようです。
天候にも恵まれ、多くの方々にご来場していただき、ありがとうございました。
(ニワ)
暦の上ではもう夏です。
夏日も多くなり、歴史館の周りも夏の草花に変わってきました。
高岡の森弘前藩歴史館では、令和6年度夏の企画展「弘前藩の絵画」を6月15日(土)から9月1日(日)まで開催します。
弘前藩のお抱え絵師のほか、津軽地方にゆかりのある絵師らの掛け軸・絵馬・屏風などの絵画作品を中心に紹介します。
小川破笠(おがわ はりつ)筆 美人図
比良野貞彦(ひらの さだひこ)筆 人体解剖図
会期中の休館日は、6月17日(月)、7月16日(火)、8月19日(月)です。
みなさまのご来館をお待ちしています。
(たま)
5月11日(土)1回目の刀剣鑑賞基礎講座が開催されました。
日本美術刀剣保存協会青森県支部の協力を得、刀剣の鑑賞ポイントとその魅力について解説していただきました。
講座には、50人近くの方が参加しました。
講師の方には、刀剣鑑賞のポイントや鑑賞のしかたなど、実演を交えてわかりやすく説明していただきました。
講座終了後には、「刀剣について詳しく知ることができ楽しさが倍増した」「興味はあるけれど見方がわからなかったのでよい機会になった」という感想もありました。
武器として作られた刀剣類も、美しい美術品として鑑賞する時代になりました。
日本刀は「折れず曲がらずよく切れる」と言われますが、世界に誇れる日本の技術の一つだと思います。
5月19日(日)には、同じ内容で2回目の刀剣鑑賞基礎講座が開催されます。
ぜひ、刀剣の魅力に触れてみませんか。
皆様のお越しをお待ちしています。
(ハイジ)
気がつけばもう4月も半ば過ぎました。
暖かくなって春らしくなってきましたね。
ようやく歴史館周辺もちらほらと桜が咲き始めました。
桜の花を見ていると、いつの間にか微笑んでしまいます。
こんなお花も咲いています。
歴史館では春の企画展「津軽の刀-悠久の美をひもとく-」が開催されています。
開催期間は5月30日(木)までとなっております。
皆様のご来場をお待ちしております。
(ニワ)
岩木山麓の高岡でもようやく雪が解け、ふきのとうと、つくしが出てきました。
新年度も始まり、いよいよ春です。
現在、高岡の森弘前藩歴史館では春の企画展「津軽の刀-悠久の美をひもとく-」を開催しています。当地域に伝わる多彩な刀剣を取り上げるとともに、刀剣に関する素朴な疑問・独特な用語などを解説しています。
重要文化財「太刀 銘 友成作」・同「太刀 銘 真守」と、今回は3年ぶりに拵(こしらえ)も展示しています。
(※拵とは、柄や鞘、鍔などの金具、糸や革などの総称です。)
重要文化財「太刀 銘 友成作」
重要文化財「太刀 銘 友成作」の拵
例年は夏ですが、今年度は春の企画展で刀剣を多数展示することになりました。
令和6年度 春の企画展「津軽の刀-悠久の美をひもとく-」は5月30日(木)まで開催しています。会期中の休館日は4月15日(月)・5月20日(月)です。
皆様のご来館をお待ちしています。
(たま)