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過去のブログ(平成27年~31年)

令和元年度までのブログを掲載しています(平成27年度~)

 

令和2年3月8日(日)
春の陽気に包まれる博物館

博物館も、新型コロナウイルスの影響で来館者は疎らでひっそりとしていますが、館内外の景色は春のようです。

今日は、特に天気も良く春の陽気で、博物館ロビーからは雄大な岩木山、城郭建築の二の丸未申櫓、そして松やハリギリの大木が融合して見事な風景を見ることができます。

ロビーから見える岩木山

同上 二の丸未申櫓

同上 大木などが融合する風景

 

また、2月26日に寄贈セレモニーが行われた弘前工業高校建築科の生徒制作の「弘前市立博物館ジオラマ」もロビーで見ることができ、そのクオリティの高さからは、その技術力と情熱が伝わってきます。(パチパチ・・)

ジオラマ全体像

正面のアップ

 

(くろう)

 

 

令和2年2月20日(木)
江戸時代の菱餅は2色だった?!

ひな祭りの季節が近づいてきましたが、雛人形を飾られている方も既にいらっしゃるかと思います。

ところで、ひな祭りに付き物の菱餅ですが、江戸時代までは2色だったことをご存知ですか?!

現在は桃色・草色・白色の3色ですが、江戸時代までは草色・白色の2色でした!

弘前城中でも桃の節句に大きな菱餅が飾られていましたが、もちろん2色の菱餅でした。

今回、特別に江戸時代の菱餅を復元展示しています!!

津軽家ゆかりの雛道具やお姫さまの遊び道具「貝合せ」も展示していますので、

ぜひ博物館で江戸時代のひな祭りを満喫してみませんか!

 

弘前城中で飾られていた大菱餅・小菱餅

牡丹紋入三宝に桃の花と檀紙という和紙を敷いて菱餅を飾っていました。

津軽家ゆかりの貝合せと貝桶

男性の私でも同じ絵柄を見つけて楽しんでました!皆さんも是非!

津軽家ゆかりの雛道具

 

(まっさん)

 

令和2年2月7日(金)
お雛様を見に来ませんか?

弘前市内では昨日・一昨日と、久々にまとまった雪が降り、すっかり冬の様相を取り戻しましたが、節分が過ぎ、暦の上では既に「春」を迎えています。

 

そこで、当館から、来館者の皆さまに「春」をお届けしたい!ということで、エントランスホールにお雛様を展示しました!

平成16年につくられたもので、弘前工業高校の生徒さん達が刺したこぎんを、お雛様の衣装にしたこぎん雛です。

様々な柄や色が組み合わされていて可愛らしいです。

 

また、明日2月8日(土)からは、弘前公園内にて「弘前城雪燈籠まつり」が開催されます。

追手門の前にも、既に大きな雪燈籠が作られていました(ぜひ、ご自身の目でお確かめください!)。

「冬」と「春」のお祭りに触れてみませんか?

 

皆さまのご来館をお待ちしております。

 

▽展示中のこぎん雛です。

 

 

 

(すみこ)

 

令和2年2月6日(木)
博物館の挑戦!

開催中の企画展4「殿さまのくらし-五感で味わう大名文化-」(~3/22)は、大変好評で、観光客や市民の皆様に来館いただいています。

本展は、9代藩主寧親が自ら菓子作りを行っていたことや、殿様が食した菓子資料を中心に華やかな屏風なども展示して、大名文化を紹介しています。

この展覧会では、博物館の挑戦がありましたので紹介します。

通常、博物館では生ものは腐食するとともに、虫が集まるため展示はしませんが、本展では、江戸時代からの御菓子司「大阪屋」さんのご協力をいただき、当時の資料を基に菓子を復元して展示しています。菓子の製作に当たっては、本来であれば餅米を使うところ、かび対策として雲平を用いるなど工夫するととともに、期間中は毎日の状態確認と菓子を毎月交換するなどの対策をとっています。

またとない機会ですので、復元した菓子を是非ともご覧ください。

復元した菓子

 

また、常設展でも新たな取り組みがありました。

各時代をテーマに基づき構成・展示している常設展に、英文の概要説明が追加されましたので、外国人の皆様にご覧いただきたいと思います。

英文の概要説明(手前)

 

最後に、本日は大雪となりましたが、今年は雪が少なく、天候も安定している日が多いため、博物館ロビーからは岩木山や未申櫓がよく見えます。

天気がいいと、こんな写真が撮れます。前川國男が設計し、残したかったロビーからの眺めは四季を通じて見応えがあります。

展示とともに、前川建築とその風景も楽しめる弘前市立博物館にお越しください。

ロビーから見える岩木山

 

(くろう)

 

 

令和2年1月27日(月)

記念講演会を開催しました!

昨日、記念講演会を開催し、約80名の方にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。

「弘前藩主の菓子作り~カステラ・饅頭・落雁~」というテーマで、半蔵門ミュージアム主任学芸員の岡崎寛徳さまにご講演いただきました。大名や旗本から弘前藩9代藩主の津軽寧親に宛てられた書状を紹介されつつ、寧親の菓子作りについてユーモアを交えながら分かりやすくお話しいただきました。会場からは時折くすくすと笑い声が聞こえるなど、本当に楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

参加者の方からは、「めずらしい内容でとても楽しかった」「普段聴けないお話しで勉強になった」などの感想をたくさんいただきました。

講師の岡崎さまをはじめご参加いただきました皆さまに厚くお礼申し上げます。

 

講演会で紹介していただきました津軽寧親の菓子作りにつきましては、

現在開催中の企画展で史料を展示しておりますので、ぜひご来館ください!

 

 

(まっさん)

 

令和2年1月25日(土)
第3回歴史講座を開催しました!

令和2年に入ってから初の歴史講座を、1月19日(日)に開催しました。

 

「植生から見た津軽三十三霊場の周辺環境」をテーマとし、弘前大学名誉教授で白神マタギ舎メンバーの牧田肇先生にご講演いただきました。

当館は歴史系の博物館ですので、「植生」が軸となる講座は珍しいのですが、大変分かりやすくお話いただき、笑いもある楽しい時間となりました。

牧田先生、誠にありがとうございました!

 

さて、次回の歴史講座は、2月16日(日)に開催します。

テーマは「津軽における観音信仰と霊場巡り」、日本民俗学会会員の長谷川方子先生にご講演いただきます。

1月29日(水)から電話申込みを開始しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

 

(すみこ)

 

令和2年1月21日(火)
徳川家ゆかりの香道具などを展示しています!

博物館では一部展示替えを行い、本日より2月16日(日)まで東京都江戸東京博物館所蔵の香道具や菓子皿を展示します。

香道具には、三つ葉葵紋に鶴や亀・松竹梅などのおめでたい吉祥文様が施されています。

また、菓子皿には三つ葉葵紋や長寿の象徴である亀や橘が金蒔絵で施されています。

ちょうど、1月25日(土)は旧正月(旧暦の正月元日)にあたります。

皆さん、博物館でおめでたい品々を鑑賞しながら旧正月を過ごしてみませんか?!

 

鶴亀松竹梅七宝繋葵蝶紋蒔絵焚物壺(左、東京都江戸東京博物館蔵)

鶴亀松竹梅七宝繋葵蝶紋蒔絵火取香炉(右、東京都江戸東京博物館蔵)

金地松竹鶴図屏風(館蔵)

黒漆葵文皿(東京都江戸東京博物館蔵)

 

 

【記念講演会のご案内】

来る1月26日(日)に開催中の企画展に関連した講演会を開催いたします。

弘前藩主の菓子作りについて史料に基づきながらお話しいただきます。

普段聴くことのできないおもしろいお話しです。

皆さん、ふるってご参加ください!

 

演題:「弘前藩主の菓子作り~カステラ・饅頭・落雁~」

講師:岡崎 寛徳さん(半蔵門ミュージアム主任学芸員)

日時:令和2年1月26日(日) 14:00~ 1時間程度

場所:博物館ホール

参加方法:申し込み不要(※先着100名)、聴講無料(※要入館料)

 

 

(まっさん)

 

令和2年1月12日(日)
新成人の皆様、おめでとうございます!

令和もついに2年目となりました。

本年も、弘前市立博物館をよろしくお願いいたします。

 

さて、本日は、お隣の市民会館で「二十歳の祭典」が開催されていました。

皆さん、お友達と仲良く写真を撮ったり、成人祭に参加されたり、楽しそうでした。

今年成人を迎えられた皆さま、ご成人おめでとうございます。

 

さて、当館では、昨日から明日13日まで、新成人方の入館料を無料にさせていただいています。

まだ博物館に行ったことがない方、久しぶりに見てみたい方、これを機に、ぜひ1度足をお運びください。

 

 

(すみこ)

 

令和元年12月23日(月)
視覚から五感へ!

江戸時代、旧暦の6月16日は嘉定(かじょう)とされ、滋養強壮のため菓子をたしなんでいました。

弘前藩では、9代藩主津軽寧親が菓子を好み、自身も菓子を作って食していたことが藩庁日記に記録されています。また、宮中や公家の間では、あの有名な虎屋がまんじゅうなどの菓子を納めていたことが分かっていて、某紙夕刊で「虎屋文庫の和菓子史料」として連載されています。

いつの時代も、単にお菓子を食して視覚や味覚を楽しむだけではなく、その行事を通じて嗅覚、触覚や聴覚でもその趣を感じていたのではないでしょうか。

 

現在開催中の企画展4「殿さまのくらし-五感で味わう大名文化-」では、弘前藩に献納した大阪屋(弘前市)のご協力をいただき、復元した菓子とともに屏風や茶道具など、当時の様子が感じられる資料を数多く展示しています。

貴方も、視覚を通して当時の味覚や嗅覚などが伝わるといいですね。

 

復元した菓子や華やかな屏風が並ぶ展示室

 

12/17から展示された江戸時代の牡丹紋付膳椀類

 

(くろう)

 

 

令和元年12月17日(火)
「第2回歴史講座」大盛況!

12月15日、博物館で「津軽三十三霊場の形成と歴史的特徴」をテーマに、弘前大学名誉教授である長谷川成一先生による第2回歴史講座が開催されました。

第1回の全国的な視点での「観音信仰と三十三霊場巡りの歴史」に対して、今回は、津軽における三十三霊場巡りの歴史を絵図や古文書などから紐解くとともに、その景観や民衆にも迫る内容で100名を超える参加があり、大盛況となりました。

今年度の歴史講座は弘前大学の協力を受けて「津軽三十三観音霊場へのいざない―霊場の歴史と現在を読み解く―」を大きなテーマに、歴史、民俗、自然などの分野で掘り下げるものです。

次回は1月19日(日)で「植生から見た津軽三十三霊場の周辺環境」をテーマに弘前大学名誉教授の牧田肇先生を講師に開催しますのでお楽しみに。

詳しくはトップページをご覧ください。

歴史講座の様子

長谷川先生

 

(くろう)

 

 

令和元年12月8日(日)
記念講演会を開催しました。

開催中の企画展「殿さまのくらしー五感で味わう大名文化ー」の記念講演会を11月30日に

開催いたしました。

今回は、記念講演会1としまして、弘前藩御用御菓子司・大阪屋の13代目ご当主の福井清さんに「津軽の菓子の歴史」と題してご講演いただきました。

福井さんは、京都の老舗菓子店で製菓修行に励まれたのち弘前に戻られ、現在に至るまで

弘前藩御用菓子司の伝統と技を守り伝えておられます。

講演では、菓子を作るうえでの苦労話や昔作られていたお菓子を復活させる取り組みなど、

菓子職人としてのこだわり、さらに菓子への思いを伺うことができました。

70名を超える多くの方々にご参加いただき、なかには東京や神奈川からお越しの方も

いらっしゃいました。この場を借りまして、福井様はじめ、ご参加いただきました皆様に

厚くお礼申し上げます。

 

 

また、令和2年1月26日(日)には記念講演会2を開催いたします。

お殿様が菓子作りをしていたという、とても楽しいお話しが聞けますよ!!

そして、弘前のハイレベルな菓子文化を知ることができます!!

皆さまお誘い合せのうえ、ふるってご参加ください!!

 

記念講演会2「弘前藩主の菓子作り~カステラ・饅頭・落雁~」

講師:岡崎 寛徳さん(半蔵門ミュージアム主任学芸員)

日時:令和2年1月26日(日)、14:00~15:30

場所:弘前市立博物館ホール

参加方法:申し込み不要(※先着100名)

参加料:不要(※要観覧料)

 

 

 

 

 

 

▲福井さんのご講演の様子。伝統を守る菓子職人さんの熱い思いが伝わってきました!

史料を基に大阪屋・福井さんによって再現された城中御飾餅。

特別展示室にて展示中です!

 

(まっさん)

 

令和元年11月14日(木)
「殿さまのくらし」開催間近です!

11月4日(月)まで開催していた特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」には、たくさんの皆様にお越しいただき、ありがとうございました。

最終的には、9,600名以上のお客様にお越しいただきました。

本当に美しい作品ばかりでしたので、より多くの皆さまにお楽しみいただけて、うれしい限りです。

 

さて、現在当館は、次回企画展「殿さまのくらし―五感で味わう大名文化―」の準備作業を行っています。

 

お菓子に焦点を当てたユニークな企画展です。

お菓子関係の資料の他にも、屏風や茶道具など、まさに「大名文化を味わえる」豪華な資料を展示します。

 

16日(土)開幕です!どうぞお楽しみに!

 

▲正面に見える展示ケースには、あっと驚くような資料を展示しますよ!

 

(すみこ)

 

令和元年10月21日(月)
ナイトミュージアムはJAZZがいい!

10月19日(土)午後5時30分から「JAZZで楽しむ日本画展」が開催されました。

この企画は、開催中の特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」で紹介している日本を代表する日本画家、橋本雅邦、横山大観、上村松園、鏑木清方、東山魁夷、加山又造らの作品を、生演奏で流れるジャズの音色を聞きながら鑑賞するものです。

演奏は、千葉智晶さんがこの日のために県内で活躍するジャズプレイヤーを集めて結成されたもので、バンド名は「千葉智晶クインテット」です。

ベースは千葉智晶さん、サックスに福原明浩さん、ギターに吉崎拓美さん、ビアノに下山明さん、ドラムが高坂義彦さんと5人で構成され、途中休憩をはさんで午後7時30分まで約2時間にわたって演奏していただきました。枯葉、黒いオルフェなど・・・・。

博物館ホールの様子

「千葉智晶クインテット」の皆さん

 

観覧されたお客様は、普段の雰囲気とは違って、素晴らしいジャズの音色の中で、リズムをとりながら展示作品を見るなど、作品がさらにダイナミックで優雅に感じられたことでしょう。

悪天候にもかかわらず約100人ものお客様が入館されましたが、お帰りの際には、また開催してほしいという沢山の要望がありました。居心地の良い2時間でした。

「千葉智晶クインテット」の皆さん本当にありがとうございました。

観覧の様子

 

また、博物館は近代建築の巨匠・前川國男が設計したもので、夜の景色、雰囲気にも配慮されています。

普段見ることのできないナイトミュージアムのなかの外観もジャズとともに見事でした。

博物館正面の景色

中庭からの景色

 

最後に、特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」は、11月4日(月)まで休館日なしで開催しています。

 

(くろう)

 

 

令和元年10月16日(水)
ミュージアムショップでお買い物はいかがですか?

現在、当館ではホールの一角にミュージアムショップを開設しています。

今日はオススメ商品・売れ筋商品をいくつかご紹介します!

 

まずは種類豊富なハンカチ!

レトロかわいい柄をたくさんご用意しております。

大き目なので、お弁当を包むのにも活用できそうです!

 

次は、大人気のブックマーカー(しおり)です。

和テイストがかわいい一品。

種類も豊富で、一つ一つ紐の色が違うので、お気に入りを見つけてください。

 

最後は、猫好きな方に大人気のカードスタンドです!

磁石でカードを挟んで立てるので、穴を開けずに飾ることができます。

猫3種、植物3種のデザインがあります(一番人気はこの黒猫です)。

因みに、このポストカードも販売しておりますので、いのっちファンの方はぜひお買い求めください!

 

(すみこ)

 

令和元年10月6日(日)
ギャラリートークで深まる日本画の軌跡

今日は、午後2時から当館学芸員によるギャラリートークが開催され、参加した人たちは、作品に込められた画家の思いや特徴を聞き、深まる日本画の軌跡を堪能していました。

横山大観は、1500点もの富士山を描いたとされ、影を使った表現方法など、ダイナミックな「不二霊峰」を紹介していました。因みに本展では大観を含めて5点の富士山の絵が展示されています。

続いては、大観の親友・菱田春草で、ぼかしの技法で描かれた「帰牧」、波の描き方にも特徴がある「湖辺」が紹介されていました。

左奥が「不二霊峰」

 

次は、冨田渓仙の「麒麟図」です。大正天皇の銀婚式に合わせて描かれたもので、元は屏風だったそうです。金を散りばめるなど、贅を尽くすとともに画家の気合が感じられる作品です。

右が「麒麟図」

 

美人画の鏑木清方は、悲劇の物語でありながら楽しそうな男女を描いた「権八小紫」をはじめ、上村松園の「三美人之図」などを紹介していました。

美人画コーナー

 

他にも種差海岸を描き、苦悩と不安の気持ちから安らぎと救いを願う心を表現した東山魁夷の「凪」や圧倒的な存在感である加山又造の「夜桜」などが紹介されました。

 

画像や映像からは読み取れない本物を、是非この機会にご覧ください。11月4日まで毎日開館しています。

なお、ギャラリートークは担当する学芸員によって紹介する作品が異なります。お楽しみに。

 

(くろう)

 

 

令和元年10月5日(土)
「ねぷた de クエスチョン」たくさんのご応募ありがとうございました!

前回の「弘前ねぷた展」と同時開催したクイズイベント「ねぷた de クエスチョン」。

当館の予想する以上の方にご参加いただき、誠にありがとうございました!

 

皆さんがクイズ用紙を片手に館内を巡っていただいている様子を見て、こちらまで一緒にわくわくしてしまいました。

難易度の高めなクイズでしたので、全問正解!とまではいかなかった方もいらっしゃることかと思いますが、当館と一緒に、これからもねぷた愛を深めていきましょう!

 

また、ご希望の方を対象にねぷた絵の色紙が当たる抽選のご応募も受け付けておりましたが、その当選者が決定しました!

 

残念ながらご当選とならなかった皆さまも、ご応募いただき誠にありがとうございました。

本イベントは今年初開催でしたが、これからも皆さまに楽しんでいただけるイベントをご用意できるよう、職員一同がんばってまいります。

 

現在開催中の特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」では10月19日にジャズ演奏会も予定しておりますので、ぜひお越しください。

 

△職員から色紙を受け取ってにっこりの様子。

 

(すみこ)

 

令和元年9月22日(日)
雅邦に大観、松園・・・「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」いざ開幕

9月21日(土)博物館ホールにおいて、約100名が出席して開会式が行われました。

華やかなバナーを背景に、光ミュージアムの吉井理事をはじめ関係者と、弘前市立城西小学校児童らによるテープカットが行われ、いざ開幕。

開会式でのテープカット

 

開会式後には、当館学芸員による内覧会が行われ、各ポイントでは吉井理事も加わり、多くの観覧者に日本画の魅力が紹介されました。ささやかな色使いにも意味がありました。

吉井理事も加わった内覧会

 

城西小学校児童も横山大観や上村松園らの作品を最前列で鑑賞。

当館学芸員の解説を聞く児童ら

 

会場は、1章「日本画の誕生」、2章「爛漫の美人画」、3章「花鳥画の豊穣」、4章「戦後日本の光」の4つのテーマに分かれ、近現代の日本画78点が展示されています。

光ミュージアムの近現代日本画のコレクションをまとまった形ご紹介するのは、東日本でははじめてとなりますので、この機会に多くの皆様にご来館いただき、日本を代表する画家の作品から感じられる作家の情熱とその時代の息吹、絵の構図や奥深く多彩な色使いをぜひご堪能ください。

会期中は無休。毎週日曜日の午後2時からは学芸員によるギャラリートークもあり、お楽しみに。

「戦後日本の光」会場に展示されている加山又造「夜桜」

 

(くろう)

 

 

令和元年9月19日(木)
特別企画展準備中です!

ついに、明後日21日(土)から、特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」が開幕します!

ここ2週間ほど、博物館ではその準備に追われています。

 

今回の特別企画展は、上村松園などの日本画を展示いたします。

掛軸や屏風など、表現力豊かな作品が並んでおりますので、お楽しみに!

 

▼一部ですが、準備風景です。右側の屏風は、本企画展チラシにも掲載した作品です。

 

そして、弘前市立博物館の特別企画展といえば、ミュージアムグッズ!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回も、定番の絵はがき他、いろいろな商品をご用意しております。

ご覧になって、お気に入りの商品を探してみてください。

 

令和元年度の特別企画展は今回1度きり!

会期は9月21日(土)~11月4日(月)となっております。

日本画がお好きな方はもちろん、今まであまりご覧になったことがない方も、この機会にぜひ足をお運びください。

 

(すみこ)

 

令和元年9月2日(月)
「博物館で一句」の記念品贈呈式を行いました。

6月中旬から作品の応募を、7月下旬からは投票を行っていた「博物館で一句」の順位が決定し、8月31日(土)に記念品贈呈式を執り行いました。

 

前川國男が設計し、ロビーからの眺望景観にも配慮して建築された当博物館。

そこからの眺めに着想を得た一句を募集した本イベントですが、当日は岩木山もばっちり見え、絶好の式典日和でした!

 

小学生の部の入選者のお2人にご出席いただき、記念品をお渡しさせていただきました。

 

 

ご応募いただいた俳句は、「弘前ねぷた展」の会期中(9月8日まで)引き続きロビーに掲示しておりますので、ロビーからの風景とあわせお楽しみください。

 

(すみこ)

 

令和元年8月8日(木)
「弘前ねぷたまつり」の余韻は博物館で!

昨日の「なぬかびおくり」で幕を閉じた弘前ねぷたまつり。

大型ねぷたは、扇の部は茂森新町ねぷた同好会が3年連続、組の部では西地区ねぷた親交会が10年連続で最高賞である知事賞を受賞しました。

今年も多くの子どもたちや市民、観光客が国の重要無形民俗文化財であり、伝統ある祭りに情熱を傾けるとともに酔いしれ、暑い夏のひとときを過ごしたことと思います。

 

◁弘前ねぷたまつり「弘前市役所」

 

その一方で、仕事などの都合で祭りを体感できなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方には、現在、弘前市立博物館で開催中の企画展3「弘前ねぷた展」がおすすめです。

 

昭和の弘前ねぷたの二大巨星である竹森節堂、石沢龍峡の鏡絵や、昨年の知事賞である茂森新町ねぷた同好会の鏡絵(絵師:三浦呑龍さん)などが広い展示室の空間を目一杯使って展示されています。

また、ロビーでは棟方志功が描いたねぷたと共に囃子の音色も響きわたり、祭りの雰囲気が漂ってきます。

 

◁「弘前ねぷた展」の様子

 

さらに、併催イベントとして、ねぷたに関する問題を解く「ねぷたdeクエスチョン」も行われ、大人や子どもにも楽しめる展覧会となっています。

 

◁「ねぷたdeクエスチョン」の様子

 

「弘前ねぷた展」と「ねぷたdeクエスチョン」は、9月8日まで(8月19日休館)開催していますので、多くの皆様のご来館をお待ちしています。

 

(くろう)

 

 

令和元年7月26日(金)
「弘前ねぷた展」明日開幕です!

ここ数日は夕方になるとねぷた囃子が聞こえてきて、いよいよねぷたの始まりを感じます。

 

8月1日(木)からの弘前ねぷたまつりに先立ち、博物館は「弘前ねぷた展」を明日から開催します!

ねぷたの鏡絵や見送りはもちろん、ねぷた絵師による日本画等も展示しております。

 

ねぷたに始まり、ねぷたに終わる、熱い企画展です!ぜひご覧ください。

 

ロビーは棟方志功と大きな金魚ねぷた。実物必見です!

 

(すみこ)

 

令和元年7月18日(木)
たくさんのご来館、ありがとうございました!

企画展2「ビジュアルひろさき」に足をお運びいただいた皆さま、誠にありがとうございました。

期間中、多くの皆さまにお楽しみいただき、職員一同大変うれしく思っております。

 

さて、市立博物館は次回の企画展3「弘前ねぷた展」に向け、展示替え休館期間に入っています。「弘前ねぷた展」は7月27日(土)から始まりますので、どうぞお楽しみに!

 

同時にイベント「博物館で一句」の投票並びに、8月1日(木)からは「ねぷた de クエスチョン」が始まります。

企画展とあわせて、ぜひご参加ください。

 

 

(すみこ)

 

令和元年7月5日(金)
「博物館で一句」いかがでしょうか!

現在、博物館では企画展2「ビジュアルひろさき-写真でたどる弘前の今昔-」が開催され、大変好評です。展示中の明治4年以降の絵図(正式名称省略、拡大複製)からは、幕末から近代への動乱期に活躍した菊池九郎、本多庸一、陸羯南、笹森儀助、珍田捨巳、一戸兵衛などの生家を探すことができ、当時の生きざまが聞こえてくるようで、歴史を感じることができます。

また、本展では併催イベントとして「博物館で一句」を開催しています。某テレビ局の放映により話題となっていますが、博物館にも一句読みたくなる風景があります。近代建築の巨匠である前川國男が守り現代に伝えたかった博物館ロビーからの風景は、老松やハリギリの大木が繁り、その奥には約400年前に建立された二の丸未申櫓や好天の日には岩木山も望むことができます。この機会に、自由な発想で一句いかがでしょうか。(入館有料)

企画展とイベントは、7月15日までとなりますので、皆様のご来館をお待ちしています。

 

明治4年以降の絵図

(在府町付近のこの図には本多庸一、陸羯南、珍田捨巳、笹森儀助の生家があります)

 

博物館ロビーからの風景

 

(くろう)

 

令和元年6月29日(土)
「ビジュアル弘前ー写真でたどる弘前の今昔ー」好評開催中です!

企画展2「ビジュアルひろさき」が15日より開幕しております。

 

6月13日のブログでもご紹介しておりますが、弘前に関する懐かしの品々をいろいろ展示しています。

お一人でじっくり鑑賞するもよし、お友達やご家族と、昔話に花を咲かせながらご覧いただくのもよし、の楽しい企画展です。

 

会期は7月15日(月・祝)までとなっておりますので、ぜひ足をお運びください!

 

 

(すみこ)

 

令和元年6月13日(木)
企画展2「ビジュアルひろさき」準備進行中です!

企画展1「津軽の美」にお越しいただいた皆さま、ご来館誠にありがとうございました。

遅ればせながら感謝申し上げます。

 

現在、当館は展示替え作業を進めております。

次回の企画展は「ビジュアルひろさき」と題しまして、弘前の今昔をたどる写真や品物を展示いたします。

 

 

弘前市内の街並みの写真や地図・絵図の数々。

映画のチラシや電車の切符・時刻表といった懐かしの品々。

ロビーにはかくは宮川の品を集めて展示しています。

 

その他、ついつい足を止めて見てしまうような品々を多数展示します。

ぜひ皆さまお誘いあわせの上、お越しくださいませ。

 

↑こんなにかわいいマッチ箱のコレクションもありますよ~!

 

(すみこ)

 

令和元年5月4日(土)
5月1日無料開館日

5月1日(水)、ついに「令和」の幕開けとなりました。

当日は元号改正を祝し、当館を含めた市内7施設が無料開放されました。

あいにくの曇り空ではありましたが、1,800人以上のお客様にご来館いただきました!

これまで足をお運びくださった皆さま、誠にありがとうございました。

 

無料開館日の様子。雛道具はやはり人気です。

 

弘前さくらまつりも残すところあと3日となりました。

散ってしまった桜もありますが、遅咲きの品種の中には、まだまだ楽しめるものもあるようです。

桜と一緒に、当館の展示を楽しんでみませんか。

ご来館を心よりお待ちしております。

 

(すみこ)

 

平成31年4月6日(土)

津軽の美

本日4月6日より、企画展1≪弘前市誕生130周年記念≫「津軽の美ー武士の工芸・庶民の民芸ー」が始まりました。

津軽家ゆかりの品を中心とした、武士の生活を彩った工芸と、青森で生きた名もなき人々の生活のなかではぐくまれた民芸の両方を見ていただくことができる展示となっております。

 

武士の工芸の展示では、特に旧弘前藩主家所蔵「蝋色笹唐草御紋付雛道具」は見ごたえ抜群です。

約100点にも及ぶお道具の数々が展示されており、その距離16mにも及びます。

全体を見渡すだけでも壮観ですが、近付いて一点ずつ見てみると、その精巧さには目を見張るものがあります。

また民芸の展示は青森県民芸協会様に監修していただいており、こぎん刺しや伊達げら、悪戸焼など、青森で暮らした人々の生活に根付いていたものを中心とした展示になっております。

地域の皆様にとっては、どこか懐かしいと思える展示品もあるかもしれません。

 

ようやく寒さも緩んで春らしい気候になってくるようです。

おでかけの際には是非、お気軽に足をお運びください。

 

画像の奥の方まで、ずらった並んだ雛道具。実物は圧巻の眺めです。

 

基本的に展示品に触っていただくことはできませんが、一部こぎんに触れるコーナーもございます。

 

(しらたま)

 

平成31年2月26日(火)

第五回歴史講座

なんだかあたたかい日が増えましたね。眠くなりそうです。

 

平成31年2月24日(日)に、第5回博物館歴史講座を開催しました。

講師を務めていただいたのは、青森中央学院大学 看護学部教授の北原かな子先生です。

テーマは「明治天皇巡幸と弘前藩の雅楽」ということで、明治天皇の2度の東北巡幸の際、一度目では東奥義塾生の唱歌、二度目では弘前藩士たちによる雅楽が披露されたという対照的なイベントを通し、当時それぞれを実施した士族たちの思想的背景や政治的対立を考える、といった内容の講座でした。

天皇に披露した音楽・雅楽という新鮮な切り口から、わかりやすくお話をしていただきまして、お聞きいただいたお客様にとっても興味深い講座になったのではないかと思います。

また、奇しくも講座当日は今上陛下の御在位三十年の日にあたり、そうした日に明治天皇と弘前にまつわるお話を聞くことができた、という意味でも印象的な一日となりました。

当日は御在位三十年記念に合わせて、博物館は無料開館日となっており、歴史講座もあって200名以上のお客様にご来館いただきました。

ご来館くださいました皆様、本当にありがとうございました。

 

講座の様子。たくさんの方にお越しいただきました。

 

今年度の歴史講座は今回をもちまして終了となります。

来年度もまた歴史講座を開催する際には、市の広報やホームページにてお知らせいたします。

これまでお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

また、博物館では平成31年3月24日(日)まで、企画展「~春を待つ~ ふるさとの画家展」を開催しております。

少しずつ外出しやすい気候になってまいりましたので、この機会に是非博物館にお越しください。

 

(しらたま)

 

平成31年2月1日
こぎん雛を展示しました!

節分も間近になってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

博物館では、本日から愛らしいこぎん雛が皆さまをお出迎えいたします。

男雛・女雛に三人官女・左右大臣・五人囃子など、緋毛せんの上にズラリと勢揃い。

パッと華やいだ空間は、すでに春が訪れたような温もりを感じます。

ぜひ、皆さん博物館で一足先に春を感じてみませんか!

 

 

(まっさん)

 

平成31年1月23日
第4回歴史講座を開催しました!

平成31年1月20日(日)に第4回博物館歴史講座を開催しました。

講師は弘前大学名誉教授で元博物館長の長谷川成一先生です。

テーマは「近世大名の津軽家は、自家をどのように認識したか?-外からの目と内からの芽ー」で、様々な歴史資料から津軽家は、津軽系図についての幕府からの度重なる問い合わせに、「津軽一統志」編さん、光信像の製作、光信廟の聖地化を行い、津軽家の家系譜を自ら家臣たちへ周知をして、絶えず自己認識を確認することで、家臣たちの意思統一を企図していたことを講義していただきました。

誠に興味深い内容で、参加された方も大変勉強になったとの感想が寄せられております。長谷川先生ありがとうございました。

 

        

     講師の弘前大学名誉教授 長谷川成一先生

 

    

             講座の様子

 

※次回第5回歴史講座は、2月24日(日)午後2時からで、講師は青森中央学院大学看護学部教授北原かな子さん、テーマは「明治天皇の巡幸と弘前藩の雅楽」です。皆さまのご参加をお待ちしております。       (ひろ)

 

平成31年1月23日
春を待つ

もう一月も半ばを過ぎましたね。ご挨拶が大変遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

今年は亥年です!亥と言えば、長期貸出しをしていた国指定重要文化財「猪形土製品」(愛称:いのっち)が、東京国立博物館(特別展:縄文展)、パリジャポニスム2018(響きあう魂)展を経て帰ってきました。1月4日から展示を再開しています。
いのっち詣!いかがでしょうか?
今年も弘前市立博物館を何卒よろしくお願いいたします。

現在当館では、企画展4「~春を待つ~ふるさとの画家展」を開催しております。
初公開作品12点を含む54点の、津軽出身の代表的画家の作品を展示中です。
野沢如洋や蔦屋龍岬、工藤甲人などの日本画、奈良岡正夫、佐野ぬいなどの洋画と、幅広い作品をご覧いただけます。
年明け以降も冷え込む日が続きますが、この冬を耐え、春を待ちわびる思いを、是非作品をご覧になって感じていただければと思います。
是非、博物館にお越しください。

さて、先日18日(金)から東京都・目黒にありますホテル雅叙園の百段階段にて、「百段雛まつり」が開催されました。
東北三県(青森・秋田・山形)の各地から、雛人形や、雛まつりのお道具、飾りなどが一同に会して展示されています。
今回は当館所蔵品である、旧津軽藩主がお持ちになっていた「蝋色唐草御紋付雛道具」(ろいろささからくさごもんつきひなどうぐ)が約120点出展されております。
こちらの雛道具が当館以外で展示されるのは、今回が初めてです。
雅叙園の誇る百段階段・草丘の間で、一部屋全体使っての展示となりました。
博物館ではこれまで何回か展示しているお道具ですが、風情溢れる百段階段の空間で展示された様子は、また雰囲気が変わって、本当に壮観です。
「百段雛まつり」は3月10日(日)まで開催予定です。
この機会に是非、足をお運びいただければ幸いです。一足早い春の訪れを感じられるかと思います。

 

    

             内覧会の様子

 

内覧会の様子です。ご覧いただいた方々からは、こんなに立派な雛道具は見たことがない、とお褒めいただきました。

(しらたま)

 

平成30年12月28日(金)
歳末のご挨拶

今年も余すところわずかとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

博物館では、現在、企画展4「~春を待つ~ふるさとの画家展」を開催しております。

野沢如洋・工藤甲人・奈良岡正夫・佐野ぬいなど津軽出身の代表的画家を中心に、54点を展示しています。そのうち、12点が初公開作品となります。

~春を待つ~をテーマに、津軽の厳しい冬のなか皆さまに一足先に春の芽生えをお届けいたします。

また、フランスから凱旋した国指定重要文化財の猪形土製品(いのっち)を1月4日より展示いたします!

なんと、1月4日~6日の三日間には、「新春いのっちクイズ」に参加していただいた方にオリジナルグッズをプレゼントします!

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

末尾ながら、皆さまのご愛顧に深謝いたしますとともに、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

佳き新年をお迎えください。

 

※博物館は、12月29日(火)~1月3日まで休館いたします。

 1月4日(金)より開館いたします。

 

テレビ局の取材風景です(特別展示室にて)。

「いのっち」こと猪形土製品(国指定重要文化財)

新年、皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!!

 

 

(まっさん)

 

平成30年12月14日(金)
いよいよ開催です!

深々と降り積もる白銀の今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、博物館では、いよいよ明日から企画展4「~春を待つ~ふるさとの画家展」がはじまります。

津軽の厳しい冬を、皆さまに博物館で少しでも暖かく過ごしていただきたく、

一足先に春の芽生えを感じていただける作品を展示しております。

なかでも、戦前の画家である蔦谷龍岬・野沢如洋の代表作の屏風の競演や、

奈良岡正夫・工藤甲人両画伯の初公開作品など、見どころ満載です!

どうぞお誘い合わせのうえ、郷土の温もりあふれる風景をご鑑賞ください。

 

★開催期間:平成30年12月15日(土)~平成31年3月24日(日)

★開館時間:9:30~16:30

★休館日:第3月曜日(12月17日・1月21日・2月18日・3月18日)

 

 

展示の裏側をちょっとご紹介いたします。

 

(まっさん)

 

平成30年11月30日(金)
第3回博物館歴史講座

今年も残り1月となりました。

博物館企画展3「こども博物館」の会期も残り2日となりました。まだ、ご覧になっていない方は、12月第1週の土、日のご来館をお待ちしております。

さて、11月25日(日)に第3回博物館歴史講座を開催しました。

講師の弘前大学人文社会科学部准教授の武井紀子先生から、「元慶の乱と古代津軽」のテーマで、元慶の時代に起こった俘囚の大叛乱の原因や津軽エミシとの関連など歴史史料から紐解き、丁寧に解説していただきました。

参加された方は、いままであまり採り上げていない古代の津軽の様子について、興味深く聴講されておりました。

 

       

             講師の武井紀子先生

 

     

               歴史講座の様子

 

  ※次回の歴史講座は、年が明けて1月20日(日)午後2時から、お馴染みの

  弘前大学名誉教授長谷川成一先生の講座を予定しております。皆様のご参

  加をお待ちしております。

  

  ※企画展5「~春を待つ~ふるさとの画家展」12月15日(土)から開催

  します。郷土作家の当館で初めての作品展示も予定しておりますので、楽

  しみにしていただきたいと思います。

  

  (ひろ)

 

平成30年11月15日(木)
今日はイノシシゆかりの日です!

今日は旧暦で10月8日にあたり、古くから宮廷・公家や大名・武家などでは亥の月10月の亥の日の亥の刻(22時頃)に亥の子餅(いのこもち)を食べて子孫繁栄を願う風習がありました。『源氏物語』葵の巻にも亥の子餅について記述されています。また、津軽のお殿様も旧暦10月の亥の日には、江戸城に登城して将軍から亥の子餅を頂いていたことが記録に見えます。

イノシシと言えば、当館所蔵の「いのっち」でおなじみの猪型土製品!

猪型土製品は、岩木山麓の縄文遺跡・十腰内(とこしない)遺跡で出土した約4000年前の遺物で、国指定重要文化財に指定されています。イノシシは、縄文土器などに描かれたり装飾として付けられていることが多く、縄文時代の人々にとって子孫繁栄の象徴として特別な存在でした。

現在、猪型土製品はフランス・パリにお出かけ中ですが、3Dプリンターで作成した複製品を展示しています。

ちなみに、次の亥の日は27日(火)です。みなさん、ぜひ、イノシシゆかりの日に博物館でいのっちに親しんでみませんか!

 

亥の子餅 何となくイノシシに似てますね。

猪型土製品(弘前市立博物館所蔵・国指定重要文化財)

現在、フランス・パリの日本文化会館で開催されている「縄文-日本における美の鼓動」

に出展中です。

複製品のいのっちが皆さまをお出迎えします!

 

(まっさん)

平成30年11月2日(金)
紅葉につつまれる博物館

みなさん、紅葉の秋・文化の秋をいかがお過ごしですか。

博物館のある弘前公園では、現在「菊と紅葉まつり」が開催中で、朱色に染まった紅葉や色とりどりの菊花が目を楽しませてくれています。

弘前城追手門から博物館へと至る道は、木々が見事な錦色に染まり、絶好の撮影スポットです!インスタ映えも間違いなしです!

また、現在開催中の「こども博物館」では、秋を感じることのできる展示物も出展しております。

みなさん、五感で弘前の秋を満喫してみませんか。

 

追手門から博物館へと至る錦のトンネルです!

みなさん、見事な錦のトンネルをくぐって博物館へお越しください!

平尾魯仙「紙本淡彩四季農耕の図」(市指定有形民俗文化財)

展示中の屏風からは、実りの秋を感じることができます。

「津軽漆塗手板」(県重宝)

もみじをあしらった手板もありますよ!

 

(まっさん)

 

 

 

 

 

平成30年10月31日(水)
博物館歴史講座

博物館歴史講座を10月28日(日)に開催しました。

講師の工藤清泰氏(元青森県考古学会会長)から「考古学からみた津軽の古代・中世」のテーマで考古学の成果や考古学会の新説など興味のあるお話しをいただきました。

また、古代のあおもり人の生産・生活・信仰、津軽地域の遺跡の発掘状況、弘前市内の中世城館の発掘状況などボリューム満点の講演でした。

さらに、希望者には博物館の古代・中世の展示解説もしていただき参加された方も満足しておられました。

       REKISIKOUZA

                    (講座の状況)

次回の講座は

  日 時  平成30年11月25日(日)午後2時から

  講 師  弘前大学人文社会科学部准教授 武井紀子さん

  テーマ  「元慶の乱と古代津軽」

  場 所  博物館ホール

                    で開催します。

 今回、あまり取り上げることのなかった「元慶の乱」についての講演です。興味のある方は、ぜひ参加をお願いします。    

 

  (ひろ)

 

平成30年10月19日(金)

出前講座

今回は、青森県高等学校長協会様のご依頼により、県内の校長先生方に弘前公園の今昔や市内の高校の歴史について当館学芸員がお話しさせていただきました。

旧制中学や旧制高校などの変遷について、みなさん興味深く聞き入っておられ、学都として発展した近代弘前の歴史を振り返りました。

大勢の先生方にご清聴いただき、ありがとうございました。

 

 

(まっさん)

 

 

平成30年10月19日(金)
職業人講話

ねぷた絵師でもある当館職員が弘前中央高校で職業人講話をさせていただきました。

ねぷた絵師を志した経緯や絵師としての信念、また郷土・弘前に対する熱い思いをお伝えしました。

また、生徒の皆さんには、ねぷたの絵付けを体験していただきました。初めての体験に皆さん戸惑いながらもワイワイと楽しんでおられる様子でした。「へぇ~、こんな風に色付けされているんだ」「蠟が塗ってある部分には、絵の具を弾いて色が付かないんだ」などと、毎年目にしているねぷたについて新たな発見があったようです。

講話の最後には、ねぷた絵の画題である「泥中の蓮」を引き合いに、「どんなに汚い環境にいても綺麗な花を咲かす蓮と同じく、人生にはいろいろと苦しいこと辛いことがあるが、どんな環境にあっても目標に向かって苦難を乗り越える努力をすると道は拓ける」とのメッセージを贈りました。

未来の弘前を担う生徒のみなさんのご活躍を心よりお祈りいたします。

 

 

(まっさん)

 

 

 

平成30年10月19日(金)
文化の秋

岩木山が色づいてきてとても綺麗に見えますね。

 

博物館では現在、企画展「こども博物館」を開催しております。

これまでのブログでもご紹介してきましたが、弘前の古地図の上を歩いていただけるコーナーや、

火縄銃などの本物の銃に触れるコーナー、甲冑の重さ体験など、ご家族で楽しんでいただけるコーナーをご用意しています。

また今回は弘前を知ってもらう、ということを目的として、津軽塗やこぎん刺し、こけしなど、津軽の工芸品も多数展示しております。

一般の解説とお子様向けの解説を併せて展示しておりますので、大人の方にも楽しんでいただけるかと思います。

弘前に観光でいらした方には、弘前の文化を知っていただくのにもぴったりな企画となっておりますし、地元の方には弘前の身近な歴史や文化に親しんだり、改めて弘前を見つめなおしていただける良い機会になるのではないでしょうか。

「こども博物館」だからと言って遠慮なさらず、大人のみなさんも是非、博物館に遊びにきていただければなと思います。

 

また弘前公園では、今日から「弘前菊と紅葉祭り」が開催されています。

公園内の植物園では様々なイベントも始まりますので、この機会に公園にいらしてみてはいかがでしょうか?

秋の自然の美しさを堪能した後は、是非博物館にも足を運んでいただいて、公園で味わう「文化の秋」を満喫してください!

 

工芸品の展示コーナーの様子です。こちらも一般向け、お子様向けの解説をご用意しております。

 

(しらたま)

 

平成30年9月30日(日)
こども歴史講座

本日、こども歴史講座を開催しました。

天気の悪い中、多数のご参加をいただきありがとうございました。

当館学芸員によるクイズを交えた解説に笑いが絶えない講座となり、子どもはもちろん大人の方も楽しんでいました。

実際に使用されていた鉄砲に触れるコーナーでは、大人の方も興奮気味にはしゃいでおられ、微笑ましく感じました。

弘前の歴史や伝統文化・産業などについて、子どもだけでなく観光客や大人の方も楽しんでもらえる内容の展示となっております。

企画展は、12月2日(日)まで開催しておりますので、是非お誘い合わせのうえご来館ください。

 

藩主の肖像について、クイズに手をあげる子どもたち。

重たい鉄砲を一生懸命に持ち上げようとしています。

江戸時代の弘前にタイムスリップしたかのように絵図の上を辿る子どもたち。

 

(まっさん)

 

 

 

平成30年9月24日(月・祝)
むかしの鉄砲に触れてみよう!

 こども博物館では、実際に手に取って触れてもらえるコーナーを設けています。

 実際に使用されていた昔鉄砲≪エンフィールド銃≫に手を触れて持つことができますよ!!

 銃を構えて記念撮影してみませんか!!

 けっこう重~いです!

 こんな機会はなかなかありませんので、是非ぜひ来て見て触ってみてください!!

 

ずらりと並んだ鉄砲や刀を構えて、いざ出陣!!

「弾込め~!弾撃て~!」と大将・津軽為信に号令をかけられているようですね!

「敵将ねらって一撃!」といった感じですね。

甲冑の重さも体験できますよ!

かなり重くて、歩くのもやっとです。

 

(まっさん)

 

平成30年9月21日(金)
こども博物館、開幕します!

 いよいよ明日から、こども博物館が開幕します。

 今年度より、こどもたちに郷土への理解を深めてもらえるように市内の学校教育で「ひろさき卍学」がはじまりました。そこで、博物館でも郷土の歴史についてこどもたちに分かりやすく親しんでもらおうと本展を企画いたしました。

 津軽塗やねぷた・こぎん・弘前の城下を描いた大きな絵図(複製)・商家の看板、それに竹森節堂によって描かれた東北初の近代デパートとも言われる「かくは宮川」の大きな絵など、在りし日の弘前へタイムスリップしたかのような迫力ある展示です。

 また、特別展示室では、むかしの鉄砲(エンフィールド銃)や刀を実際に手に触れたり甲冑の重さを体験できるコーナーを設けています。貴重な経験のできるまたと無い機会ですよ!

 博物館のある弘前公園は、これから紅葉を迎えます。さわやかな秋風を感じつつ、ぜひ文化の秋を博物館でお過ごしください!

 

ちょっと博物館の裏側をご紹介します!展示作業中です!

中田勇蔵着用具足(特別展示室にて展示)

弘前城絵図(特別展示室にて複製展示)

 

(まっさん)

 

平成30年9月6日(木)
ねぷた大好き!!

 本日、朝陽小学校の4年生の皆さんが見学に来られました。

 弘前藩士・小島左近による最古のねぷた絵や棟方志功・竹森節堂などのねぷた絵など、みなさん興奮気味に見学しておられました。

 また、金魚ねぷたのいわれやねぷたの額の部分に書かれる「雲漢」の意味などについて、学芸員の問いかけにすらすらと答えられ、大変驚かされました。今年のねぷたまつりには皆さん参加されたそうで、ねぷたへの熱い思いがひしひしと感じられ、さすが「弘前っ子」と感心させられました。

 

 弘前ねぷた展は、お陰さまにて予想を超える盛況を得ております。9月9日(日)までとなっておりますので、ご覧いただいてない方は是非ご来館ください。お待ち申し上げております。

 

 

最古のねぷた絵に興奮気味の皆さん

学芸員の問いかけに積極的に答える皆さん

 

(まっさん)

 

平成30年8月21日(火)

旅するいのっち

 お盆も終わって過ごしやすい日が増えてきましたね。

 ご来館いただいたお客様から、度々「いのっちはどこで見られますか」とお尋ねいただくことがございます。「いのっち」とは当館所蔵の重要文化財「猪型土製品」の愛称です。

 

いのっちこと「猪型土製品」

 

 現在「猪型土製品」は東京国立博物館にお出かけ中のため、当館展示室でご覧いただくことができません。東京国立博物館では特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が開催中で、いのっちもこちらに出品されています。「縄文展」は、国宝指定されている縄文時代の遺物全6件が一堂に展示されていることで話題です。我らがいのっちもこれらの国宝と並んで展示されていますので、この機会に是非東京国立博物館にも足を運んでいただければと思います。

 「縄文展」は9月2日(日)まで開催しておりますが、なんといのっちはその後フランスにお出かけして、パリ・日本文化館で行われる展覧会に12月8日まで出品される予定です。9月2日以降しばらくは国内では見ていただけませんので、ご興味がおありの方はこの機会をお見逃しないようお願いします。

 いのっちはお出かけの真っ最中ですが、当館では現在常設展と併せて「弘前ねぷた」展を好評開催中です。今年のねぷた祭りは終わってしまいましたが、現存最古のねぷた絵から、近年の知事賞を受賞したねぷたで使用されたねぷた絵など、幅広く展示しており、弘前の夏の残り香を感じていただけるかと思います。ねぷた展の会期は9月9日(日)までとなっておりますので、是非お越しください!

 

現在は3Dプリンターで作られた複製品が展示されており、いのっちの留守を守っております。

 

(しらたま)

 

平成30年8月5日(日)
記念対談が開催されました!

 本日、「弘前ねぷたの魅力を語る」をテーマに、ねぷた史研究家の葛西敞氏とねぷた絵師の聖龍院龍仙氏との記念対談が開催されました。約60名もの方にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。

 対談のなかで、弘前のねぷたについて「風土に溶け込んだ、いわば岩木山のような、時には励まし、時には叱咤してくれる、そんなねぷたである」と話され、「形だけのまつりではなくて、『心』がどこにあるのかが問題で、祈る心がないと成立しない」とも述べておられました。

 ねぷたの真髄を窺うことができ、また弘前ねぷたまつりを違った角度で味わえそうです。

 改めまして、ご来場いただきました皆さまに厚くお礼を申し上げます。

法螺貝で対談開始を告げる聖龍院氏

参加者からの質問に丁寧に答えられる葛西氏と聖龍院氏

多くの方にご来場いただきました。

 

(まっさん)

 

平成30年8月4日(土)

記念対談「弘前ねぷたの魅力を語る」を開催します!!

 弘前の夏、ねぷたの夏!!

 みなさん、わくわくエキサイトしてお過ごしのことと思います。

 さて、弘前市立博物館では、明日8月5日(日)の午後2時からねぷた史研究家とねぷた絵師による記念対談を開催します!ねぷたの歴史や奥深い魅力を知ることのできる又とない機会ですので、是非、ご来場ください!

 

 記念対談「弘前ねぷたの魅力を語る」

  葛西 敞 氏(ねぷた史研究家)

  聖龍院 龍仙 氏(ねぷた絵師・日本画家)

 日時:平成30年8月5日(日) 午後2時~

 会場:弘前市立博物館ホール

 参加方法:申込み不要ですので、直接お越しください。

      聴講無料(※要観覧料)

 

(まっさん)  

平成30年7月30日(月)
『弘前ねぷた展』開催

 連日、猛暑が続いています。こんな時には博物館でしばし涼を求めるのはどうでしょうか?

 さて、当館で準備を進めてきた企画展2『弘前ねぷた展』が7月28日(土)から始まりました。これからねぷたまつりが始まりますが、ねぷた絵をじっくり見る機会は少ないと思います。6年振りの弘前ねぷた展は、まず、ホールには明治時代の皇太子(大正天皇)台覧巨大ねぷたのバーナー(写真)が迎えてくれます。また、昔なつかし弘前ねぷたの写真を展示しております。

                                       

   弘前ねぷたポスター   

  博物館ホール

 

 次に美術工芸展示室では、棟方志功の鏡絵「天の岩戸」を始めとして、石澤龍峡の鏡絵他の展示、弘前ねぷたを確立した伝説の絵師竹森節堂の見送り絵や、昨年ベストセラーになった当館発行の郷土歴史シリーズVol3「竹森節堂ねぷた絵草稿」の中に収められている原画も多数展示しております。また、当館職員が節堂の絵を複製した「西王母」も展示しております。

 

 特別展示室では、知事賞を受賞したねぷた絵師聖龍院龍仙氏と三浦呑龍氏の鏡絵と見送り絵を展示しています。

 

  龍仙

  呑龍

 

 盆で帰省した家族の方、観光客の方も含めてぜひ皆様のご来館をお待ちしております。

 改めてねぷた絵のすばらしさを実感できますよ!

 

 (ひろ)

 

平成30年7月20日(日)
ねぷたの夏

 今日で梅雨明けだそうですね。もう少しカラッとした天気になってほしいものです。

 先日16日(月・祝)をもって、特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳」展が無事閉幕いたしました。最終日までのトータルの入場者数はなんと11631人にも上りました。お越しいただいたお客様お一人お一人に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。国芳や浮世絵の魅力が少しでも皆様に伝わっていたのならば幸いです。

 当館は現在営業をお休みしておりますが、館内では次回の企画展「弘前ねぷた展」の準備の真っ最中です。ねぷたを主題として扱う企画展は数年ぶりの開催となります。夏に向けて国芳で盛り上がったねぷた気分をそのままに、きたるお祭りにむけた企画展となります。竹森節堂から近年の知事賞をとった作品まで、数多くのねぷた絵の実物が展示室の壁面やケースいっぱいに展示されている様子はまさに壮観ですよ。

 「弘前ねぷた」展は7月28日(土)から9月9日(日)まで開催される予定です。次回展覧会にも、是非足をお運びください!

 

展示作業は順調です。筆者は県外出身者のため、初めて間近に見る実物のねぷた絵の大きさと迫力に驚くばかりでした。

 

(しらたま)

 

平成30年7月14日(土)
大台突破です!

 気付けばもう7月も半ばですね。時間の進みのあまりの速さにめまいがしそうです。

 大好評開催中の「奇想の絵師 歌川国芳」展、本日とうとう来場者数1万人を達成しました!これまでご来場いただいた皆様、本当にありがとうございます。

 記念すべき一万人目の来場者は、五所川原市よりお越しの三浦仁美様です。ご夫婦でご来場くださり、一万人目の来場者に該当したことを大変おどろいておいででした。お越しいただき、本当にありがとうございました。

 さて、早いもので国芳展の会期は今日も含めて残り3日となりました。明日15日(土)午後2時からは、本特別展としては最後の学芸員によるギャラリートークが行われます。まだ見に行けていない!という方も、もう一度見に行きたい!という方も、7月16日(月・祝)まで開催しておりますので、この機会に是非とも、ふるって足をお運びください!

 

三浦仁美様には、本特別展実行委員会委員である東奥日報社を代表して、弘前支社長の河田様より記念品を贈呈いたしました。

 

(しらたま)

 

平成30年7月7日(土)
歌川国芳展、あと1週間あまりで閉幕です!!

 今日は七夕ですが、生憎の雨・・・。牽牛・織女は再会できるのでしょうか?!

 子どもの頃は、わくわくしながら折紙で飾りを作り、願い事を書いた短冊とともに笹に結びつけたものです。

 そのようななかで、博物館では親子鑑賞会子ども向け作品解説を実施し、雨にもかかわらず多くの子どもさんが来館されました。国芳の絵は、ねぷた絵に親しんでいる子どもさんにとって関心が非常に高いようで、目を輝かせながら学芸員の解説を聞いてくださる子どもさんも多くいらっしゃいました。ねぷた絵は、国芳の水滸伝や三国志を題材にした絵に影響を受けており、国芳の絵を理解すことでねぷた絵の理解がより深まると思います。

 14日(土)の11時からは親子鑑賞会子ども向け作品解説が、15日(日)の14時からは当館学芸員によるギャラリートークが、それぞれ開催されます。

 歌川国芳展は、あと一週間あまりで閉幕となります!ご来場がまだの方はお急ぎください!!

皆さん、学芸員に食い付くように聞き入っておられます。

 

物販コーナーでは、歌川国芳の関連グッズを販売しております。

書籍や絵はがき・手ぬぐい・クリアファイルなどが大人気です!

 

(まっさん)

 

平成30年6月27日(水)
超人気の出前講座

 以前にもブログで出前講座をご紹介しましたが、大変好評を得ておりまして、学芸員もうれしい悲鳴をあげております!

 今日は、地域の婦人団体さまからのご依頼をいただき、当館のベテラン学芸員が千年交流センターにて弘前藩津軽家についてのお話しをさせていただきました。

 歴代藩主をご説明するなかで、藩主の正室は江戸住まいを常としていたが2代藩主・津軽信枚(のぶひら)の正室・満天姫(まてひめ、徳川家康の養女)は当時イケメンと言われた信枚に一目惚れして結婚し、弘前城で暮らしそして弘前で亡くなったというお話しに、女性のみなさんは親しみを感じておられるようでした。

 また、弘前城は、全国の数あるお城のなかでも本丸・二の丸・三の丸や堀・土塁など400年前の総構えの姿が今日に遺っており大変貴重な城郭であるとうお話しに、みなさん改めて弘前のすばらしさを実感されたようでした。

 地域の歴史を知っていただき、地域への愛着や理解を深めていただく機会を提供できるよう努めてまいります!

みなさん、歴代藩主の解説に熱心に聞き入っておられます。

満天姫のエピソードに、みなさん大変関心を持たれている様子です。

ねぷたについて確認できる文献上の一番古い記録は、5代藩主・津軽信寿

(のぶひさ、1669~1746)がねぷたを観覧した記事であるということに、

みなさん驚かれていました。

 

(まっさん)

 

平成30年6月23日(土)
親子鑑賞会

 毎週土曜日の午前中は親子鑑賞会を開催しており、11時からは当館学芸員による子ども向け解説を実施しています。今日もたくさんのお子さまが来館され、ニコニコと楽しそうに鑑賞しておられました。なかには、「鵺(ぬえ)」と呼ばれる怪鳥をご存知の小学生もいらっしゃり、驚かされました。

本展開催中は無休で開館しておりますので、博物館でゆっくりと休日をお過ごしいただき、お子さまと話題を共有していただけましたら幸いです。

 また、博物館のある弘前公園に隣接する藤田記念庭園では涼しげな菖蒲が見ごろで、庭園内の匠館では国芳展とコラボしたランチメニューが提供されています。博物館で鑑賞されたのち、藤田記念庭園でランチを楽しまれ、庭園でのんびりされるのも良いかもしれませんね!

興味津々な子どもさんが学芸員の解説を熱心に聞き入っておられます。

ご家族で楽しんでおられます!

藤田記念庭園

八橋に菖蒲、まさに平安歌人・在原業平の「から衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」〈かきつばた〉の情景です!

 

(まっさん)

 

平成30年6月23日(土)
母校での出前講座

 本日は、市内PTAのご依頼により、当館の人気学芸員が第三大成小学校において「津軽の歴史 藩主たちの時代(番外編)絵図と写真で見る昔の弘前~弘前公園と三中学区~」というテーマで講演させていただきました。

 みなさん、江戸時代の町の様子を描いた絵図や明治・昭和の地図に大変興味を持たれ、校区の「取上」や「枡形」などの様子や地名の由来など、“へぇ~、そうだったのか!!”と新たな発見をされたようです。また、学校の変遷について昔の写真を紹介しながらお話しさせていただき、「懐かしい」「昔はこんな感じだったのか!!」と、当時を知る方も知らない方も興味津々のご様子でした。

 ちなみに、会場の小学校は講演させていただいた学芸員の母校でもあり、非常に感慨深い様子で、同行した私も微笑ましく感じました。

 講演後、第三大成小学校の校長先生が挨拶の中で「地域の歴史を知ることにより、地域への愛着が生まれ、そして地域の連携が深まっていく」と仰っておられましたが、博物館が少しでも地域活動のお役に立つことができれば幸いです。

 

 明治はじめ頃の弘前城天守と本丸御殿の古写真に、みなさん驚きの様子です。

 

 

 きれいな花束、ありがとうございました!

 

 (まっさん)

 

平成30年6月22日(金)
祝・5000人!

 今日は久しぶりに気持ちのいい青空が見られますね。夏のにおいがしてきます。今日はこんなお天気にも似つかわしい、館としてとても有難いことがありました。

 現在開催中の特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳展」ですが、本日なんと来場者数5000人を突破しました!お越しくださった皆様、本当にありがとうございます。

 5000人目のお客様は、鰺ヶ沢町よりお越しの桜庭様でした。新聞で本展覧会のことをご覧になり、初めて来館されたとのことです。「ちょうど5000人目、というようなことはこれまでなかったのでとても嬉しい」と、喜んでくださいました。ご来館、誠にありがとうございました。

 「国芳展」は7月16日(月・祝)まで開催予定です。来館者1万人を目指して、これからもギャラリートーク等のイベントを用意しておりますので、まだご覧になっていない方も、もう一度見に行きたい!という方も、是非足をお運びください!

 

5000人目の来場記念として、桜庭様には当館館長より本企画展の参考図録をお渡しいたしました。

 

(しらたま)

 

平成30年6月17日(日)
大賑わいの日曜日

 寒暖差が激しい日々が続きますね。体調管理が心配なこの頃です。

 大好評開催中の「奇想の絵師 歌川国芳展」。16日(土)は当館学芸員による親子鑑賞会、そして17日(日)はギャラリートーク特別編が開催されました。

 今回のギャラリートークは津軽錦絵作家協会会長の三浦呑龍氏を講師にお迎えして、「歌川国芳と弘前ねぷた」というテーマでお話いただきました。ねぷた絵師としての視点から国芳の作品について語っていただくという、弘前ならではの内容でした。ねぷたファンのみなさんにとっても、観光などでお越しの市外からのお客様にとっても、貴重なお話をお聞きいただけるまたとない機会になったかと思います。

 ギャラリートークには確認できる限りでも100名以上のお客様にお越しいただき、なかには16日の親子鑑賞会にもお越しいただいていたお客様の姿も拝見いたしました。本当にありがとうございました。みなさんの国芳への関心の高さ、ねぷたへの情熱を感じさせていただきました。

 「国芳」展の開催期間中は、今後も毎週土曜日の午前11時からは学芸員によるお子様向けの解説、日曜日の午後2時からは学芸員によるギャラリートークを開催いたします。ねぷた祭りの準備も本格化するこれからの季節、国芳の絵を見ながら気分を盛り上げていただければと思います。展覧会は7月16日(月・祝)まで開催されますので、是非足をお運びください!

 

ギャラリートーク開幕の模様です。ロビーから溢れそうなほどのお客様にお越しいただきました。三浦呑龍先生は「国芳も北斎も弘前にいたらねぷたを描いただろう」と楽しそうにお話していらっしゃいました。

美人画の前ではねぷたの見送り絵についてのお話をいただきました。

最後の質疑応答では、お客様お一人お一人に丁寧に答えてくださいました。

 

(しらたま)

 

平成30年6月14日(木)
ギャラリートーク!

 梅雨に入り過ごしにくい毎日ですが、皆さんいかがお過ごしですか。

 現在開催中の「奇想の絵師 歌川国芳展」は予想以上に好評をいただき、連日多くのお客様にご来場いただいております。

 とくに、毎週日曜日の14時から開催しております当館学芸員によるギャラリートーク、および毎週土曜日の11時から開催しております親子鑑賞会作品解説は、それぞれ大人気で、より深く作品を味わい・理解し、そして楽しんでいただいているようです。

 今回の特別企画展は、お若い方が非常に多く、また、お子さん連れやご家族・ご友人みなさんでご来場いただいている方も多いようです。

 6月17日(日)14:00からは、ギャラリートーク特別編としまして、津軽錦絵作家協会会長の三浦呑龍氏により「歌川国芳と弘前ねぷた」というテーマでお話しをしていただきます(申込み不要・聴講無料(※要観覧料))国芳の『水滸伝』や『三国志』を題材にした浮世絵は、ねぷた絵に大きな影響を与えたと言われています。今回のギャラリートークをお聞きいただいたら、8月の「弘前ねぷたまつり」がより楽しめるかもしれませんよ!!

 梅雨のじっとりとした季節、ぜひ博物館でゆっくりとお過ごしください!

 

大人の方も子どもさんも真剣に聞き入っておられます。

ベテラン学芸員の深くておもしろい話しに皆さん興味津々です。

親子鑑賞会の作品解説では、ご家族皆さんで楽しんでいただきました。

 

(まっさん)

 

 

平成30年6月7日(木)
老いも若きも男も女も国芳展へ!

 好評開催中の「奇想の絵師 歌川国芳展」。連日たくさんのお客様にお越しいただいております。

 個人でお越しのお客様はもちろんですが、今週に入ってからは団体のお客様にもご来場いただいています。先日は浪岡高校さん、そして今日は城西小学校さんの生徒さんたちが見学にいらっしゃいました。どちらの学生さんも学芸員の解説に耳を傾けつつ、熱心に作品を見ておられました。

 

 国芳の作品はヒーローや怪物の登場するドラマチックな絵や、しゃれの効いた戯画から、気風のいい姉さんたちが主役の美人画まで、作風がとても多彩です。大人の方からお子さんまで幅広いお客様に楽しんでいただける、飽きさせない内容になっております。

 もちろんお一人でゆっくりとご覧になるのも楽しい展示になっておりますが、ご家族やお友達とお誘いあわせの上、みなさんで絵のことをお話しながらご覧になるのも、また違った楽しみがあるかと思います。

 また会期中、毎週日曜日の14時からは当館学芸員によるギャラリートーク毎週土曜日の11時からは同じく学芸員によるお子様向けの解説が行われます。国芳のことや絵の内容などについて聞きながら見学したい!というお客様にはうってつけです。これらのイベントは、企画展の入館料のみのお支払いで参加していただけますよ。追加料金はありません。

 お客様がそれぞれお好きなように、展示を楽しんでいただければ幸いです。時間がおありの際には是非、足をお運びください!

 

浪岡高校のみなさん

城西小学校のみなさん。特に戯画の解説は興味深々のご様子でした。

(しらたま)

 

平成30年6月6日(水)
開催中です!!

 特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳展」が2日から開催中です!

 ここ連日、平日にもかかわらず、150名を超えるお客様に来館いただいております。

 お子様連れのお客様も多く、今回の展示は大人から子どもまで世代を超えて楽しんでいただいております。

 会期中の毎週日曜日の14:00からは当館学芸員によるギャラリートークが、同じく毎週土曜日の11:00からは当館学芸員による子ども向け作品解説が、それぞれ開催されます。

 また、6月17日(日)14:00からは、ギャラリートーク特別編としまして「歌川国芳と弘前ねぷた」というテーマで津軽錦絵作家協会会長の三浦呑龍氏に講演をしていただきます(聴講無料・予約不要)。

 是非、ご家族お誘い合わせのうえ、休日を博物館でお過ごしください!

熱心に見入っておられます。

 

≪開会式の様子をご紹介≫  

 2日の開会式には、中右氏(本展監修者)・東奥日報社社長(代理)・市長・第一中学校3年生の松枝和咲くん・時敏小学校6年生の須藤桃花さん・市議会議長・実行委員長(教育長)によりテープカットが行われ、その後、中右氏により展示解説も行われました。

 初日には、約400名近くのお客様にご来館いただき、オープン前からお待ちいただいたお客様もいらっしゃいました。

 職員一同、本当にありがたく感謝申し上げます。

開会式テープカット

開会式風景

中右氏(本展監修者)の解説を真剣に聞き入っておられます。

市長も熱心に聞き入っておられます。

 

(まっさん)

 

平成30年5月31日(木)
もうすぐ

 特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳展」の開催が今週末に迫ってきています。館内は今まさに準備の真っ最中です。

 作品の展示はもちろんですが、バナーの設置や物販ブースの設営など、さまざまな作業が並行して行われています。お客様にはまだお入りいただけない状態ですが、館内は準備のため多くの人が動いており、意外ににぎやかです。

 国芳展の開始は6月2日(土)になります。是非足をお運びください!

 

 

展示作業中です。何もなかった展示室が一気に華やかになりました。

 

館内のバナーです。このバナーはお客様も撮影可能だそうですよ。

 

館の外にもバナーを設置しています。

お見かけの際には是非館内までいらしてくださいね!

(しらたま)

 

平成30年5月27日(日)

出前講座

 弘前市では、市民のみなさまに市政に関する理解を深めていただけるよう、行政・文化・子育て・介護・福祉など様々な分野について市職員が講師としてお話しする「出前講座」を実施しています。その数ある出前講座の中でも、博物館の学芸員が担当する「津軽の歴史~藩主たちの時代~」が一二を争う人気講座となっています!!

 先日も、市内の団体様からの依頼で当館のベテラン学芸員が弘前藩や弘前城の歴史をお話しさせていただきました。

 歴代藩主の肖像を紹介しながら、2代藩主の津軽信枚(のぶひら)は大名諸侯のなかでも“イケメン”として知られ、徳川家康の養女である満天(まて)姫が一目惚れしたエピソードや、歴代藩主の名前には「信」が通字として用いられているが歴代12藩主のなかで3人の名前には「信」が用いられておらず、その3人は養子であること等々、みなさん興味津々に聞き入っておられました。

 また、天守閣がそびえる本丸には、かつて藩主が生活する本丸御殿があり、能舞台も備えられていたことなどを当時の設計図面(指図)を紹介しながら解説され、みなさん在りし日の弘前城に思いをはせておられました。

 同行した職員の私もついつい聞き入ってしまいました。

 

(まっさん)

 

平成30年5月24日(木)
博物館での大学講義

 18日(金)に弘前大学の学生のみなさんが講義の一環で来館されました。

 弘前大学名誉教授の長谷川成一先生による長年のご研究に裏打ちされた弘前藩津軽家にかかる解説とともに、当館学芸員によるクイズを交えたユーモアあふれる解説に皆さん真剣に時折笑みを浮かべながら聞き入っておられました。

 これからも、みなさんに知の欲求を満たす学びの場として活用していただければと思います。

 

ジェスチャーを交えた解説で皆さんの笑いを誘いました!

津軽為信・信枚・信義の肖像を前に解説される長谷川先生。

皆さん真剣に聞き入りながらメモを取っておられます。

 

(まっさん)

 

平成30年5月20日(日)
初夏に向けて

 昨日までの雨が嘘のように晴れましたね。公園は青葉がまぶしいくらいです。初夏の訪れを感じつつ、もうすぐ梅雨かな、と少し心配な今日この頃です。私も前回更新者と同じく先月から学芸員として弘前にやってきました。引っ越しで捨ててしまった雨具を買い替えなければ、と思っております。

 好評開催中の企画展「花とサムライ」には、沢山のお客様にご来場いただいております。本当にありがとうございます。早いもので同展の会期は本日までです!お時間のある方は是非博物館までお越しいただき、この春最後のお花見として、絵画の中の桜を愛でていただければと思います。

 また当館は21日(月)から来月1日(金)まで、次回展覧会の準備のため休館させていただきます。次回も皆様に楽しんでいただくべく張り切って準備しておりますので、しばしお待ちください。

 

 さて、6月2日(土)からは特別企画展「奇想の絵師 歌川国芳展」が開催予定です。優美な桜の花の次は、雄々しい江戸の華をお目にかけます。

 歌川国芳は江戸の末期、歌川広重と同じ時期に活躍した浮世絵師です。そのダイナミックで斬新な構図や、力強い作風で当時から人気者でした。今回の企画展ポスターでも使用している「相馬の古内裏」なんて、瀧夜叉が呼び寄せた骸骨が、今にも画面から飛び出してきそうな迫力です。夢に出てきそうですよね。

 

(「相馬の古内裏」)

(「通俗水滸伝豪傑百八人之一人 花和尚魯知深初名魯達」)

 

 国芳はこうした怪物の登場する絵の他、しゃれの効いた戯画や痛烈な諷刺画など、多彩な作品を描いています。そんな彼の最も得意としたジャンルが水滸伝などを題材にした武者絵です。なかにはねぷたの元絵になったものもあり、弘前のみなさんにも親しみを感じていただけるのではないでしょうか。

 作品を通して、粋な江戸っ子・国芳の魅力をたっぷり堪能していただければと思います。国芳の豪快で気持ちのいい絵を見れば、梅雨の憂鬱なんて吹っ飛ぶこと請け合いです。次回の特別展もどうぞお楽しみに!

 

(しらたま)

平成30年4月23日(月)
さくら満開

 今月より博物館学芸員として関西から弘前へやってきました。

 生まれてはじめて弘前公園の桜を目にして、咲き誇る桜とお堀へ浮かぶ花びら、その美しさと優雅さに心癒される今日この頃です。100年もの間、多くの市民の方々に大切に守り伝えられ、また長く厳しい冬を耐え抜いてきた桜は、まさしく弘前が誇る「日本一」の桜であると実感しました。

 桜に包まれる博物館では、現在、「花とサムライ」と題した企画展が開催中です。展示室も咲き競うように桜が満開です!!雅なお花見の様子や満開の桜が描かれた屏風、ずらりと並んだ甲冑や刀剣など、それは壮観です。ぜひ、みなさんも雅〈みやび〉で厳かな世界の桜を愛でてみませんか。

さくらに包まれる博物館

(まっさん)

平成30年2月13日(火)
七転び八起き

 通勤の途中、凍った雪道ですってんころりん、転んでしまいました。

 「痛たたたっ!」と腰をさすりながら博物館にたどり着くと、開催中の企画展「おひめさまとおひなさま」の会場内のだるま達が、「どんまい!七転び八起き!」と目力で慰めてくれるのでありました。「お互い、今日も頑張りましょうや。」と真赤な雛段に座り込んだ仕丁のおじいさんと笑顔であいさつををかわすと、「笑う門には福来る」と布袋様、大黒様やら恵比寿様が大きなお腹を揺らしながらうなずいて、さあ今日の一日のスタートです。

 

 各地のだるま(木村弦三コレクションより)     仕丁(弘前幼稚園旧蔵品)

 

 各地の土人形(木村弦三コレクションより)

(くおん)

 

平成29年12月16日(土)

暮しの中のデザイン

 現在、市立博物館では「弘前藩の美術」と「津軽塗の世界」の二つの企画展が同時開催されています。

 弘前藩のお抱え絵師たちの掛軸や屏風などが紹介されている美術工芸展示室での「弘前藩の美術」。これらや襖絵などの作品は、観賞用の芸術品とは限らず、室内装飾であり家具として制作されたものであるということです。お抱え絵師たちは、今風にいうならばインテリアザイナーでもあったのでしょう。彼らが彩った御殿という高級感あふれる室内空間を、数百年の時を遡って覗いてみたくなってしまいます。

 一方、特別展示室「津軽塗の世界」では、格調高く重厚でありながら、素朴な温かさに満ちている多様なデザインの津軽塗製品がずらりと並んでいます。おもてなし感たっぷりのお盆。お雑煮やお蕎麦を盛り付けて出されたら、器ごと味わってしまいそうなお椀。料理を詰めてお花見に出かけたら、夢心地でうっとりしてしまいそうな重箱。見ているだけで幸せいっぱいの気分になれるモノたちと出会うことができます。

 さあ、あなたも、白一色に覆われたこの雪の季節、市立博物館のおしゃれなデザインの世界へと飛び込んでみませんか?

   「弘前藩の美術」展示室風景            変塗五段重

(くおん)

 

平成29年10月8日(日)
企画展2「花物語~暮しをよそおう~」開催中

 花はどうしてこんなにも、人の心を惹きつけるのでしょう。

 庭先で咲き乱れる花、小道や空き地で力強くも可憐に空を見上げている花、花瓶に生けられ人々に微笑みを投げかける花。どんなに苦しい時も、忙しい時も、その姿を目にすると、この世に在ることの幸福にふんわりと包み込まれるような気がします。

 今、市立博物館では、そんな花の姿を絵画や工芸品のデザインに転生させた数々の品々が、百花繚乱、色とりどりに咲き競っています。

 三浦呑龍「ねぷた見送り絵 蝶々夫人」

(くおん)

 

平成29年8月2日(水)
不思議世界へどうぞ!

 7月23日から、特別企画展2【画家 安野光雅展~「ふしぎなえ」から「旅の絵本」~】を開催中です。児童文学界のノーベル賞とも呼ばれる国際アンデルセン賞をはじめ、数々の賞を受賞され、世界中から愛されている安野光雅氏の絵本や挿絵。その代表作18冊から原画130点が展示されていて、絵本好きな私には、毎日が驚きと胸キュンの連続です。

 いつもの絵本の楽しみ方といえば、まずその閉ざされた本の世界へと表紙の扉を開けてもぐり込み、指先でページをめくりながら物語の中を進んで行くのですが、この展覧会では、解放された絵本空間を、自分の足で歩いて行くことができます。ありえないねじれた空間、どちらが上でどちらが下かわからないさかさまの世界、大きいものと小さいものの視点が交錯する小人たちの時間、よく見るとさまざまな動物たちがひそんでいる森の中。会場内に足を踏み入れたとたんに、もう不思議世界の旅人です。

 あなたも、このワンダーランドを旅してみませんか?お待ちしております。

 

 

                       さあ、出発!(ロビーにて)

(くおん)

 

平成29年7月10日(月)
「日本近代洋画の誕生」、本日5,000人突破!

 幸運の5,000人目の方に佐々木館長よりプレゼントが贈られました!

 

(くおん)

 

平成29年7月8日(土)
音と光による美への招待

 夕暮れの弘前公園に浮かび上がる前川建築作品の弘前市立博物館。その外壁に映し出される日本近代洋画の珠玉の絵画たち。そして、木管五重奏団「レ・クアンテット・ムスカテアー」の奏でる心安らぐ音楽の調べ。…7月1日に、博物館の前庭で催された「クラシック野外ミニコンサート」でのショットです。

 

(くおん) 

 

平成29年6月27日(火)
新時代“明治”の表現者たち

 開幕して早くも10日となる特別企画展「~明治、写実に出会う~日本近代洋画の誕生」。その記念講演会が6月25日に開催され、65名の方にご聴講いただきました。講師は、東京文化財研究所副所長の山梨絵美子先生。それまで、風雅の対象であった絵画が、遠近や陰影など写実的な要素に優れた洋画の流入により、出来事や風物をより正確に記録するための有用の技術として発展していった幕末維新期から明治前半。そして、フランスに留学し、印象派的な画風を身につけ、裸体画展示をめぐる闘いなどを繰り広げた黒田清輝らの登場により、自己表現としての美術が確立されていった明治後半期。そんな明治期の日本洋画の歩みを、わかりやすくお話ししていただきました。

 江戸から明治という政治も日々の暮らしも風俗も全てが変貌していく大きなうねりの中で、新時代を体現する表現者として生きた画家たち。講演後、再び105点の作品が並ぶ会場をめぐると、ここかしこにその情熱と葛藤がひしめいているのでした。

 

 (くおん)

平成29年5月20日(土)
5月の青い空

 皆さま、いかがお過ごしですか?ゴールデンウィークも通り過ぎて早2週間。もうすっかり、仕事や学校など日常の生活に戻られているかと思います。光る風に揺れる新緑、ぬけるように澄んだ5月の青い空。美しい季節ではありますが、そろそろ疲労がたまってくる時期でもあります。そんな時は、どうぞ、弘前市立博物館においでください。疲れたあなたへのお勧めは、特別展示室。部屋の真ん中に置かれた長椅子に腰をおろし、絵画空間でゆったりと癒しの時間をお過ごしください。

 さて、開館40周年の節目の年であることを記念し、選りすぐりの館蔵名品40点を紹介している只今開催中の「輝け!!館蔵名品BEST40」。本日、ついに入館者5,000人を突破いたしました。たくさんの方にご観覧いただいて、本当にうれしく思います。

 ところで、今回の企画展では、美術工芸展示室内の作品はすべて撮影OKとしておりますが、撮られることの多い展示品を室内の監視員に尋ねてみましたところ、下の2点でした。特に、女性の方からの人気が高いということです。

  【弘前城杉戸】

 【虎図 平尾魯仙作】     

(くおん)

 

平成29年5月5日(金)
嵐と一緒に記念撮影

 時折、企画展「輝け!!館蔵名品BEST40」の会場から、「嵐だ!」という歓声が流れてきます。そう、これ。これなんです。前立てに「嵐」の文字が飾られた兜なんです。

 さて、今日、5月5日は端午の節句。この嵐の兜と一緒に記念撮影しませんか?

 今回の企画展では、第一会場の美術工芸展示室はすべて撮影オッケー(フラッシュはNG)です。

 ジャニーズファンのあなたも、どうぞ!

 

(くおん)

 

 

平成29年4月22日(土)
懐かしい風景

 ただいま博物館ロビーでは、併設写真展「懐かしの観桜会・さくらまつり」が開催されています。大正から昭和にかけての白黒の写真たち。桜並木の下をそぞろ歩く人波、見世物小屋に群がる群衆、出店を覗きこむ人々。時間が止まったかのような、そんな懐かしい風景を見ているうちに、もしや、あそこに見えるのは今は亡き祖父母の後ろ姿では? あの父に手をひかれて歩く幼子は私なのでは?と遥か遠い記憶をたぐり寄せながら、思い出の世界へと迷いこんでしまいました。

 そんな過去への郷愁を振り切り、窓の外に視線を移すと、博物館を取り囲む弘前公園の桜たちが、こぼれるように咲き始めています。今年は、弘前さくらまつりが始まって100年目の年。時の花びらが、また、降り積もっていきます。

(くおん)

 

平成29年4月8日(土)
萌えよ剣ー長船清光の巻ー

 弘前市立博物館開館40周年を記念し選りすぐりの館蔵品40点を紹介している現在開催中の企画展「輝け!!館蔵名品BEST40」。さて、刀剣をこよなく愛される皆さまに朗報です。当館が124口所蔵する刀剣たちの中からも、もちろん、出させていただいております。今回の展示は2口。刀は「銘 長船清光」、そして脇差が「銘 東多門兵衛正次」です。どうぞご来館のうえ、鉄の芸術とも言えるその美しい刃文や質感をご堪能ください。写真撮影もOKです。

 

           「銘 長船清光」

(くおん)

平成29年3月6日(月)
こども折り紙講座

 企画展「春を待つ~おひなまつり~」も、閉幕まであと2週間となりました。

 旧大名家由来など格調高く豪奢なひな人形やひな道具が立ち並ぶ第一会場の美術展示室。いっぽう、第二会場の特別展示室では、在りし日の弘前幼稚園のおひな様をはじめ、市井の人々が大切にしてきた様々な懐かしい人形たちが所狭しと飾られています。この部屋に立ち、ふうっと息を吸い込んで耳を澄ますと、明治から昭和にかけての子どもたちの駆け回る足音や、人形を見つめるあどけないまなざし、のびやかな歓声などがにぎやかに聞こえてくるような気がします。

 3月4日、この第二会場で、平成の現代っ子たちに折り紙遊びを楽しんでいただきました。正方形の小さな色紙を四角や三角に折ったり開いたりしているうちに、いろいろな物の形ができてゆく折り紙という不思議な世界。ついつい、昔の子どもであるわたしも引き込まれてしまい、遊びの輪の中に入れてもらいました。しかしながら、大人のわたしが、えっ、えっ、今どうやったの、どうやったらそうなるの、とウロウロしているうちに、頭の柔軟な子どもたちは事もなげに、ひょいひょいと折りあげていくのでありました。……

 さあ、こうしてできあがったのは世界でひとつだけの手作りのおひな様。これもまた、格別な味わいがあるものです。

(くおん)

平成29年2月21日(火)
春よ来い

 「あっ、あの空中に浮かぶ巨大なおひなさまは、いったい何だ!」

弘前市立博物館の近くをお通りの皆さま、びっくりさせて申し訳ございません。

 あれは、博物館の外壁に吊り下げた大きな大きなタペストリー。風雪に吹かれながら、春を呼び込もうと、けなげに舞い揺れているのです。

 企画展「春を待つ~おひなまつり~」をご観覧予定の方は、どうぞ、この立雛を目印にお越しくださいませ。

(くおん)

平成29年2月6日(月)
うれしい雛祭り

 立春の2月4日、企画展「春を待つ~おひなまつり~」が開幕しました。

 雛祭りの季節になると、人形遊びが大好きだった少女時代を思い出します。空き箱や積み重ねたブロックをテーブルや椅子やベットに見立て、折り紙で作ったお皿やピアノを並べた粗末な人形の家。でも、それらは、心の中の空想の世界では、思いのままにゴージャスな家具や道具に変身し、私は、小さな着せ替え人形と一緒に、優雅なままごと遊びを興じ続けたものです。

 美術展示室に足を踏み入れると、現出する豪華絢爛な雛道具たちに目を奪われます。圧巻なのは、最後の弘前藩主である津軽承昭公が調えたという、江戸時代の大名が使っていた道具類をそのまま模してミニチュアにした蝋色笹唐草御紋付雛道具。こんなにも、きらびやかな道具たちを目の前にしてしまうと、年甲斐もなく、また人形遊びに魅かれてしまいます。もちろん、お姫様の生活を想像してのおままごとです。…

 少女時代から人形遊びの好きだったご婦人の皆様。どうぞ、いそいそとお出で下さい。お待ちしております。

(くおん)

平成29年1月18日(水)
真冬の怪談

 1月の第2週、大雪を従えて到来した白い大寒波に日本中が凍える中、弘前市立博物館では、ある怪談がひそひそと語られておりました。それは、現在開催中の企画展で飾られている一本のこけしのこと。ケースの真ん中に真正面を向けて立てたはずのこけしが、いつの間にやら動いたらしく、少し右にその向きを変えているのです。彼女はずっと紙に包まれて、収蔵庫の中に閉じ込められていたので、外に出られたうれしさから、真夜中にこっそり歩き回ってしまったのでしょう。本人は、誰にも気づかれないように元の場所に戻ったつもりで、おすましして立っているのですが……。

 そんな「津軽よろず工芸展」もあと4日で閉幕です。2月4日からの次回企画展「春を待つ~おひなまつり~」の雛人形たちは、もっと夜中に動くのかも知れません。

(くおん)

平成29年1月1日(日)
笑う門には福来る

 あけましておめでとうございます。新しい時のページがまた一枚めくられました。

 開館準備のため、元日朝8時の博物館をぐるりとひと回り。過ぎ去りし時間の大河をたどるように、弘前の原始から近現代の歴史を展示する常設展をめぐり歩くと、今現在ここにいる自分について考えてしまいます。どんどんと進化していく社会。ましてや現代に入り、加速度を増して変化している世界。展示されてはいない、この先に続く未来に、わたしはついていけるのだろうか?ああ、パソコンだって苦手で上達できないのだ……。

 ため息をつきながら企画展「津軽よろず工芸展」へ。と、ほっこりした笑顔で可愛いこけしが出迎えてくれました。優しげにとろんと目尻を垂れ下げた、でもちょっと、ウヒョヒョヒョッとしたほほえみ。ふう、癒されます。北国“津軽”の地ではぐくまれた工芸品の数々。こけしのほか、津軽塗、こぎん刺し、刀剣、甲冑、陣羽織などなど、よろず取り揃えて開催中です!

 

(くおん)

平成28年12月13日(火)
「いのっち」クッキー、参上!

 もうすぐ、クリスマス。お菓子の季節がやってきました。

 さて、12月12日、当博物館のマスコットキャラクター「いのっち」のクッキーを販売している弘前市内のお菓子屋さん、“ジャルダン洋菓子店”さんと“ゆめりんごPATISSERIE”さんが、市長表敬訪問されました。“ジャルダン洋菓子店”さんのクッキーは、「いのっち」型のクッキー2枚にチョコクリームをサンドしたもの、“ゆめりんごPATISSERIE”さんのは、りんごを手に持つ「いのっち」を色鮮やかに描いたアイシングクッキーです。試食された市長は、「これは、おいしい!」と笑顔でいっぱいでした。

 市内の子どもたちのデザインコンクールから誕生したマスコットキャラクター「いのっち」。とうとう、お菓子の世界へと飛び出しましたよ。

 

 

 

  ※ジャルダン洋菓子店さんのクッキー。  

 「いのっち」のモデルである国指定重要文化財:猪形土製品の形のクッキーもあります。

 

 

※ゆめりんごPATISSERIEさんのアイシングクッキー。

 

(くおん)

 

 

平成28年11月12日(土)
~味なりんごを音楽で~JAZZで楽しむ展覧会
 11月5日開催の弘前市立博物館21年ぶりの音楽会“JAZZで楽しむ展覧会”は、約100人の方がロビーを埋めつくし大盛況でした。雨模様の天候の中、足を運んでくださいましたご来場者の皆様、そして、会場内を素敵にムーディーな演奏で包んでくださった吉崎Bandさん、本当にありがとうございます。

 さて、「ミュージアム(博物館)とミュージック(音楽)の融合」をコンセプトに、ギャラリートーク  付きの美術鑑賞と音楽会を掛け合わせた今回の企画でありましたが、皆様もオリジナルな組み合わせで、どんどん博物館をお楽しみいただけたらと思います。たとえば、博物館のお隣にある市民会館での演奏会の待ち時間にお立ち寄りいただき“音楽×博物館”とか、弘前図書館で本を借りた帰りに寄り道して“文学×博物館”とか……。ジャズが西洋音楽とアフリカ系アメリカ人の音楽の融合として誕生したように、新しい何かが生まれるかもしれません。

 

 

(くおん)

 

平成28年10月29日(土)
文化・芸術の秋、イベント盛りだくさん!
 紅葉の色鮮やかな弘前公園の一角にたたずむ弘前市立博物館でありますが、この秋は、各種イベントが目白押しです。10月には、洋画家:阿部澤さんと音楽家:鎌田紳爾さんのトークイベントショー、刀剣保護プロジェクト第1弾の講演会「刀剣の魅力と見方」の二つが開催されましたが、どちらも予想を上回る大盛況でした。来る11月には、刀剣の手入れを実際にご覧になっていただくことができる刀剣保護プロジェクトの第2弾、ジャズのミニコンサート、そして歴史講座と続きます。

 10月9日のトークショーでの阿部澤さんのお話は、私にとって、本当に目からウロコが落ちるような体験となりました。現在開催中の「りんご王国の宝物庫」に“老いたるりんごの物語”シリーズから9点を出展いただいているのですが、なぜ東京の人である阿部さんが、りんごの木を描き続けるのか?それは、津軽地方を旅した時に、りんご園の木々の枝が、剪定により横に曲がりくねって広がっているその不思議な姿に驚愕し魅せられてしまったからだということなのです。本来自然のままのりんごの木は、上に向かってまっすぐに伸びるものであるから、「よそ者」である自分はびっくり仰天したのだ、ということでした。この地に生まれ育った私には日常であり、あたり前のものと思っていた木々の姿が、なんと他の土地の人には驚きの風景だったとは!……そして、このりんごの木の姿が、弘前の先人たちの努力と知恵の結晶であり、今日のりんご産業を支えているのだと思うと、胸が熱くなったのでした。

 10月15日開催の講演会「刀剣の魅力と見方」は、刀剣女子という流行語まで生まれる空前の刀剣ブームの中、当初の定員を大きく上回る老若男女70人の方にご参加いただき大好評でした。今回は、そのワンシーンを写真で紹介いたします。

 さて、11月も続々開催される弘前市立博物館のイベント。新たな発見を求め、あなたも参加してみませんか?

 

 

(くおん)

 

平成28年10月15日(日)
企画展「りんご王国の宝物庫」開催中!

 10月8日、しとしとと秋雨の降る中、企画展3「りんご王国の宝物庫」が開幕しました。

りんごといえば、常設展に、りんごの神様と呼ばれた外崎嘉七のりんご園「向陽園」の古いモノクロ写真が展示されているのですが、この園のある地域で育ったわたしは、幼い頃の夏の日、園に足を踏み入れ、どこまでも続く畑の中で迷子になったことがあります。写真は、明治40年代のずっとずっと前の時代のものなのですが、見るたび、この風景の懐かしさに胸がキュンとなってしまします。

 この写真の展示の場所からほどなく繋がるようにして会場となっている「りんご王国の宝物庫」は、なぜだか、あの日、出口を見いだせず、さまよったりんごの森を思い出させてくれます。初日のこの日は、弘前市内の小学生から選ばれたりんごの王様、その名も“りんご3世”が来館され、魔女姿の三上学芸員とともに、りんごの樹木や赤い実の絵画、そしてところどころに果実を手に立つ彫像の人たちもいる森の中へと入り込んで行きました。会場の中には、いくつものりんごにまつわる物語が隠されているのですが、さて王様たちは、どの物語と出会うことができたでしょうか?

 

 

(くおん)

 

平成28年10月2日(日)
常設展示図録、ついに完成!
 こんにちは。

 秋の涼風が吹いてまいりました。りんごの街弘前が、赤く彩られる実りの季節の到来です。

弘前市立博物館では、現在、10月8日(土)から開催される企画展「りんご王国の宝物庫」に向けて、準備中です。りんごにまつわる美術品などを紹介し、とてもオイシソウな展示会になること、うけあいですよ。

 そして、大変、お待たせしました。この4月にリニューアルした常設展の展示図録「ひろさきの歴史と文化~原始から近現代へ~」が完成しました。フルカラー51ページで、なんと定価800円。

この秋の夜長は、コーヒーを片手に、この本のページをめくり、弘前の過去から現在を辿る時間旅行を楽しむ予定の私です。

 

 常設展示図録 定価800円

 

(くおん)

 

平成28年9月11日(日曜日)
約40年前の「お山参詣」の映像公開中

 

 こんにちは。

 現在、博物館で開催中の企画展2「まち・ひと・くらし」展のロビーでは、旧暦の8月1日に開催される「お山参詣」の映像を公開しています。何と、昭和54年の映像で、石川地区の皆さんが岩木山神社までのお山参詣の様子を克明に映し出しています。

 約40年前の映像で、音声もやや間延びしていますが、当時のお山参詣を知る貴重な記録といえます。

 まだご覧になっていない方、展覧会と併せて、必見ですよ。

 

 約40年前のお山参詣の映像

 

(なり)

 

平成28年8月26日(金曜日)

拡大された「大正の弘前市地図」展示中

 

 こんにちは。

 明治22年に弘前市が誕生し、同25年には現在の市民中央広場に市庁舎が新たに建てられました。その2年後には、弘前~青森間に鉄道が開通し、さらにその4年後には弘前公園や弘前市の南側に旧陸軍第八師団の諸施設が建てられます。この頃の弘前は、近代化の波の中で、軍都としてまちの姿が大きく変わっていきます。

 明治後期から大正の頃の弘前のまちの様子がわかる「青森県弘前市俯瞰地図(大正5年)」が、現在、企画展2「まち・ひと・くらし」展で拡大展示され、入館者から大変好評を得ています。

 まだ、ご覧になっていない方、必見です。

 

 

現在の市民中央広場に建つ市役所の様子

現在の吉野町緑地の様子

 

(なり)

  

 

 

平成28年8月14日(日曜日)

歴史講座好評開催!

「常設展リニューアルと企画展2ギャラリートーク」

 

 こんにちは。

 今日の話題は、先月開催した今年度第1回目の歴史講座を紹介します。

 この講座は、平成26年度から継続して開催しているもので、毎年4~5回開催しています。講師は、長谷川成一弘前大学名誉教授で、毎回、多くの聴講者で賑わっています。

 今回のテーマは、表題のとおりですが、4月9日にリニューアルオープンした常設展と23日から開幕した企画展2「まち・ひと・くらし-移り変わる弘前-」のギャラリートークです。

 今回は約40人が聴講しました。

 長谷川先生からは、初代為信から3代信義までに弘前藩の体制がほぼ整備されたこと、津軽領が初めて図化された「御群中絵図」と「津軽弘前城之絵図」、「津軽知行髙之帳」の3点セットで幕府へ提出されたことなど、弘前藩の初期から末期まで幅広く、分かりやすい解説がありました。

 また、企画展2のギャラリートークでは、三上学芸員が約370年前の絵図から現代の地図まで、町の移り変わりを紹介していました。

 次回は、講義形式で9月11日に開催予定となっていますので、お楽しみに。

 

 

(なり)

 

 

平成28年7月20日(水曜日)

間もなく開幕!

企画展2「まち・ひと・くらし-移り変わる弘前-」

 

 こんにちは。

 今日の話題は、7月23日から開幕する企画展「まち・ひと・くらし-移り変わる弘前-」を紹介します。

 本展は、今から約370年前に描かれた最古の弘前城下の絵図をはじめ、その50年後、さらに100年後の江戸時代の絵図と、明治4年、大正5年の絵図、そして現代の地図、津軽ひろさきマーチング委員会のひろさき・ひとまち百景などの絵も展示して弘前のまちの移り変わりを紹介します。

 また、昨年弘前ねぷた祭りで知事賞を受賞した茂森新町のねぷた絵なども展示して、四季折々の人々の暮らしも併せて紹介する内容となっています。

 来館した小・中学生には博物館オリジナル缶バッジもプレゼントしちゃいます。

 小・中学生の夏休みの自由研究の題材としても活用できる本展を、友だちと来てはいかがでしょう。

 準備は、着々と進んでいますので、ご来館をお待ちしています。

 

  絵図が並ぶ展示会場

 

  昨年の知事賞受賞ねぷた展示会場

 

 (なり)

 

 

平成28年7月1日(金曜日)
市内の中学校で見学

 

 こんにちは。

 6月4日に開幕した特別企画展「花鳥風月-近代日本画 美の系譜-」も残り9日間となりました。

 今日は、北辰中学校の生徒が見学に訪れ、学芸員の解説に聞き入っていました。会場は、「花」「動物」「人」「風景」の4つのテーマで展示していますが、解説の後は、皆さんそれぞれ好きなテーマに分かれて自由に見学してたようです。今度は、友人やご家族を誘って見学していただきたいと思います。

 なお、本展覧会の会期も残りあとわずかとなりましたので、まだご覧になっていない方はもちろん、もう一度見たいという方も、是非とも弘前公園内の博物館へお越しください。

 横山大観、上村松園、橋本雅邦らの日本を代表する作家の作品を一堂に会して弘前で鑑賞できるのも残りあとわずかです。

 

北辰中学校生徒の観覧の様子

 

(なり)

 

 

 

平成28年6月24日(金曜日)
特別企画展 入館5,000人達成!

 

 こんにちは。

 博物館では、特別企画展「水野美術館コレクション 花鳥風月-近代日本画 美の系譜-」を開催中です。

 毎日、沢山のお客様が入館されますが、なんと、本日、入館者5,000人となりました。

 5,000人目となったのは、東京都町田市から観光で来られた滝沢様で、11時過ぎに入館され、博物館職員が拍手で迎えました。滝沢様に佐々木館長から記念の図録が手渡されると、大変喜んでおられ、記念撮影後には、横山大観や上村松園などの日本を代表する作家の作品を堪能されていました。

 会期は、7月10日まで、休みなしで開催していますので、さらに多くの皆様にご来館していただきたいと思います。

 なお、会期中の土曜日の10時30分からは親子鑑賞会解説、日曜日の14時からはギャラリートークを開催していますので、この時間のご来館を特にお勧めします。

 

  記念撮影(左が滝沢様)

 

 (なり)

 

 

 

 

 

 

 

平成28年6月2日(木曜日)

間もなく開幕!

特別企画展「水野美術館コレクション 花鳥風月-近代日本画 美の系譜-」

 

こんにちは。

博物館では、6月4日(土曜日)から開幕する特別企画展に向けて、現在、急ピッチで準備作業が進んでいます。

本展は、長野市にある水野美術館が所蔵する近代日本画500点の中から、横山大観、下村観山、上村松園、菱田春草らの作品54点を選出して展示するものです。日本を代表する作家の作品が博物館に来ますので、是非ともご観覧いただきたいと思います。
 

準備作業は、大きく展示作業と物品販売に区分されます。

展示作業は、作品及び展示ケースの搬入に始まり、コンセプトに基づく作品配置、解説パネル等の設置、ライティングなどの作業を行います。

物品販売は、商品搬入に始まり、検収、販売コーナーの設置、商品配置などの作業があります。

間もなく、準備作業が終了しますので、ご期待頂きたいと思います。

 

 展示作業

 物品販売

 

(なり)

 

 

平成28年5月22日(日曜日)
常設展を活用した歴史授業

 

こんにちは。

 

今日は、去る5月10日に行われた和徳小学校6年生による、常設展を活用した歴史授業の様子を紹介します。

9時30分、6年生36人が来館し、ホールであいさつした後、常設展示室へ移動。

まずはじめに、解説員から「弘前で最初に人々が生活したのは何年前でしょうか。」という質問があり、子どもたちから4,000年前の縄文時代、1,000年前、2,000年前などなど、沢山の回答がありました。

子どもたちは、学校の授業で、縄文時代について学んでいるようでしたが、それ以前についてはよく知らなかったようです。

解説員から約13,000年前の旧石器時代と聞くと、子どもたちは大変驚いていました。

続いて、縄文時代、弥生時代、古代、中世と進み、近世の展示コーナーでは、弘前藩の初代、2代、3代藩主の掛け軸を見て、初代藩主津軽為信の髭は、戦国の時代を生きるため勇ましい姿に、2代藩主以降は安定した江戸時代で髭を伸ばさない決まりがあったことを知り、時代による姿の違いに驚いていました。

また、触って歴史を感じるコーナーは、大人気で、皆で十手を握って、「重いな~」「どうやって使ったのかな~」など江戸時代に思いをはせていました。

博物館では、今後も、歴史授業に常設展を活用していただきたいと思っています。教科書では味わえない、本物の資料を見ての歴史授業に活用してみてはいかがでしょうか。

 

 歴史授業の様子

 

なお、6月4日(土)からは特別企画展「花鳥風月-近代日本画 美の系譜-」が開催され、常設展は一時的に撤収されます。次回の開催は7月23日(土)から開催される、企画展2「まち・ひと・くらし」展に併設して展示します。

 

(なり)

 

平成28年5月4日(水曜日)
弘前城石垣の年代を紐解く絵図

 

こんにちは。

 

今日、県外から家族4人で来館された城好きの観光客の方から、弘前城本丸の石垣の積み方と年代について聞かれました。

平成29年度から本格的に解体修理が始まる本丸東面の石垣は、よく見ると、積み方に違いがあることが分かります。

大まかに言いますと、北側の不整形な石垣(野面積)は今から約400年前の築城(慶長)期、中央部の綺麗に整形され、横目地が通っている石垣(布積)は、築城期には存在していなかった石垣で今から約300年前の元禄期、南側(天守台下~一部布積含む)の石垣は明治29年の崩落の際に積み直しされた今から約100年前の明治・大正期となります。大きく3つに区分することができます。

博物館では、1645年(推定、築城34年後)に弘前城及び城下を描いた最古の絵図である「津軽弘前城之絵図」(市指定文化財、複製縮小)を展示していますが、本丸東面の石垣をよく見ると、確かに石垣が描かれていないことが分かります。

そこには、こんな文字が・・・・。

 

ご覧になっていない方は、ぜひ確認してみてください。お待ちしています。

 

(なり)

 

 

 

 

平成28年4月20日(水曜日)
盛況 常設展リニューアル

 

こんにちは。

 

弘前公園の桜も17日に開花宣言され、徐々にではありますが公園を訪れる人が増えています。

 

博物館では、4月9日から常設展がリニューアルオープンされ、原始から近現代までの弘前の歴史が理解できる内容にかわりました。

入館された多くの市民や観光客の皆様からは、「分かりやすくなった」、「パネルがいい」などのご意見をいただいています。

また、入館者は桜前線の北上とともに増加している状況です。

写真は、原始から中世を紹介するコーナーで、大型のパネルとともに縄文土器や弥生土器、古代の土器、中世陶磁器などが展示され、それぞれの時代を紹介しています。

以前の博物館では、なかなか見ることができなかった時代といえます。

 

まだご覧になっていない方は、さくら祭りにあわせて博物館にも足を運んでください。お待ちしています。

 

 原始から中世を紹介するパネルと資料(オープン前の撮影)

 

(なり)

 

 

 

平成28年3月25日(金曜日)
4月の企画展を紹介します!

 

こんにちは。

 

昨日、今日と雪が降り、冬に逆戻りしているかのような弘前市です。体調管理には気を付けて、元気に新年度を迎えましょう!ということで、早速ですが、28年度の企画展を紹介いたします。

 

平成28年度・企画展1

「御殿の人々‐殿と姫さまの優雅?な生活‐」

期間:4月9日(土曜日)~5月22日(日曜日)

休館日:4月18日(月曜日)、5月16日(月曜日)

 

とても興味深いタイトルですね。津軽家旧蔵品などの、江戸時代の大名の生活を彩った美術工芸品を展示しますので、桜の季節にぴったりな、華やかな展覧会になりそうです。さらに、常設展もリニューアル!楽しみにしていてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成28年3月20日(日曜日)
すっかり春ですね。

 

こんにちは。昨日から三連休というかたも多いのではないでしょうか。今日の弘前市はくもり空ですが、博物館の窓から外を見ますと、弘前公園を散策する人の姿がちらほら。春は歩きたくなる季節ですよね。さて、何かと忙しい春ですが、春といえば桜ですね。桜が咲くと心が浮き立ちます。まだ一か月も先の話ではありますが、早くも桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。

 

(みかみ)

 

 

平成28年3月6日(日曜日)
3月になり……

 

こんにちは。

 

3月になり、早くも数日が経過しました。来月からは新年度です。3月は何かと忙しい時期ですが、元気に新年度を迎えるためにも、体調管理をしっかりして生活していきたいですね。さて、弘前市立博物館は現在、常設展のリニューアル作業中です。今現在、館内はガランとしているのですが、これから先、どんな展示が出来上がっていくのか私も楽しみにしています。常設展がリニューアルした際には、多くのかたにご覧になっていただきたいと思っております。桜の季節は是非、博物館へ!

 

(みかみ)

 

 

平成28年2月29日(月曜日)

「陸羯南とその時代」展は閉幕しました。

 

こんにちは。

 

今日で2月も終わりですね。今日の弘前市は雨です。今年の冬は雪が少ないなあ、と雨を見るたび思います。さて、昨日をもちまして「陸羯南とその時代」展は閉幕しました。期間中はたくさんのかたにお越しいただき、感謝しております。次回の企画展は4月9日(土曜日)からの予定です。どんな企画展なのか、楽しみにしていてくださいね。

なお、本日(29日)より4月8日(金曜日)まで、弘前市立博物館は、常設展リニューアル作業および次回展覧会の準備のため、休館となります。皆さまにはご不便等をお掛けしますが、どんな常設展になるのか、期待して待っていてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成28年2月26日(金曜日)

お見逃しなく!~陸羯南とその時代展~

 

こんにちは。

 

好評開催中の「陸羯南とその時代」展も、閉幕まで残り二日となりました。陸羯南はもちろんですが、

羯南と親交が深かった、正岡子規や笹森儀助に関する資料も展示しています。明治という時代、明治の弘前に興味を持てる内容となっていますので、まだご覧になっていないかたは是非、今週末は博物館へ!皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成28年2月21日(日曜日)
閉幕まで一週間です~陸羯南とその時代展~

 

こんにちは。

 

現在開催中の「陸羯南とその時代」展は、28日(日曜日)までとなっております。今回の展覧会は、時間をかけてご覧になるかたがとても多いな、という印象を受けています。どんな展覧会なのか、ぜひ博物館にいらしてくださいね。「陸羯南とその時代」展のあとは、常設展リニューアル作業及び次回展覧会の準備のため、4月8日(金曜日)まで休館となります。皆さまにはご不便をお掛けしますが、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

 

(みかみ)

 

 

平成28年2月16日(火曜日)
先週末のイベントの様子を紹介します!

 

こんにちは。

 

13日(土曜日)、博物館では「陸羯南とその時代」展の記念講演会が開催されました。新聞でご覧になったかたも多いかと思いますが、当日は約150名のかたが来場し、会場は大盛況でした!皆さん、とても熱心に講師の話を聞いていて、陸羯南の人気を改めて感じました。「陸羯南とその時代」展は、今月28日(日曜日)までの開催となっております。まだご覧になっていないかたは是非、博物館へ!

 

14日(日曜日)は、第2回・弘前市立博物館歴史講座が行われました。テーマは「太宰治と官立弘前高等学校そして弘前大学」でした。こちらも熱心な太宰ファン、歴史ファンのかたが多数来館し、盛況でしたよ。多くのかたのご参加、ありがとうございます。

 

写真は記念講演会の様子です。

 

(みかみ)

 

 

平成28年2月7日(日曜日)
中学生の壁新聞も展示しているよ!(いのっち)

 

今回の展覧会では、弘前市内の中学生が書いた壁新聞を展示しているコーナーもあるんだ。こんな感じで展示しているよ!

どの学校の新聞もすごく工夫されていて、おいら、すごいなあって感動したよ。壁新聞、いつかおいらも作ってみたいなあ。

 

(いのっち)

 

 

平成28年2月4日(木曜日)
歴史講座の受付が始まっています。

 

こんにちは。

 

「第2回市立博物館歴史講座」の申し込みが昨日から始まっています。(※詳しくは前回・1月29日のブログをご覧ください)今回のテーマは、「弘高生太宰治と昭和初期の弘前高等学校」です。昨年の9月まで「館長の楽しい歴史講座」という名称で開催していたこの講座は、毎回多くのかたの参加があり、博物館の大人気イベントです。参加には事前の申し込みが必要ですが、まだ空きがありますので、興味のあるかたは是非、市立博物館(電話:0172-35-0700)までお電話を!

 

さて、早いもので、今年ももう一か月が経過してしまいました。個人的なことではありますが、私は年始に色々と目標をたてたものの、あまり実行に移すことが出来ていないので、2月からは本腰を入れて取り組みたいと思っています。2016年、素敵な一年にしましょう!

 

(みかみ)

 

 

平成28年1月29日(金曜日)
第2回市立博物館歴史講座のお知らせ

 

こんにちは。

 

今回は、第2回市立博物館歴史講座のお知らせをいたします。

 

日時:平成28年2月14日(日曜日)午後2時~午後3時ころ

場所:弘前市立博物館ホール

演題:弘高生太宰治と昭和初期の弘前高等学校

講師:長谷川成一氏(弘前大学名誉教授)

定員:100名※事前の申し込みが必要です。

 

2月3日(水曜日)から電話受付を開始します。電話:0172-35-0700(弘前市立博物館)までお願いいたします。受付時間は午後8時30分~午後5時です。

 

たくさんのかたのご参加をお待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成28年1月28日(木曜日)
たくさんの小学生、中学生が来てくれているよ!(いのっち)

 

いま、弘前市立博物館では「陸羯南」という人の展覧会をやっているよ。「くが・かつなん」と読むんだって!どんな人なのかな。おいら、陸羯南についてもっと知りたいよ。今回の展覧会では、小学生、中学生を対象に「クイズに答えて缶バッジをもらおう」というイベントもやっているんだ。おいらも、クイズに答えられるかなあ。

 

 

写真は、今日見学に来てくれた青柳小学校の子ども達だよ!みんな、一生懸命クイズの答えを探していたよ。熱心に展示を見てくれて、おいら、とっても嬉しかったよ!ありがとう!

 

(いのっち)

 

 

平成28年1月28日(木曜日)
明治時代を知ろう!

 

こんにちは。

 

今日の弘前市はよい天気です。冬の晴れ間は気分が爽やかになりますね!さて、「陸羯南とその時代」展を見て、私は明治時代に興味を抱くようになりました。弘前市には明治時代から残る建物も多数存在しています。冬の晴れた日に、散歩をしながら建物を見て、明治に思いを馳せるのも、なかなか素敵ではないでしょうか。私自身は明治を舞台にした小説を読み始めました。これからどう展開していくのだろう、と小説の先が気になるところです。

 

(みかみ)

 

 

平成28年1月24日(日曜日)
記念講演会のお知らせ(「陸羯南とその時代」展)

 

こんにちは。

 

「陸羯南とその時代」展が始まり、一か月が経過しました。連日多くのかたに来館していただき、嬉しく思っております。さて、今日は記念講演会のお知らせをいたします。

 

日時:平成28年2月13日(土曜日) 午後1時30分~午後3時30分

場所:弘前市立博物館ホール

演題・講師: 

1.「青年羯南の帰郷」…舘田勝弘氏(陸羯南会会長)

2.「羯南ゆかりの青森県人」…松田修一氏(東奥日報社編集委員室室長)

聴講料:無料 ※ただし、観覧料が必要です。

 

事前の申込みは不要です。どんなお話が聞けるのか、私も楽しみにしています。たくさんのかたのご来場をお待ちしております!

 

(みかみ)

 

 

平成28年1月12日(火曜日)
雪の日が続いています。

 

こんにちは。

 

弘前市では寒い日が続いています。皆さま、体調に気をつけて元気に冬を乗り切りましょう。さて、1月10日の日曜日、弘前市では成人式が行われました。新成人の皆さん、おめでとうございます。当日は私も成人式の手伝いに参加したのですが、新成人の皆さんは一様に晴れやかな表情で、楽しそうでしたよ。新成人の皆さん、博物館で開催中の「陸羯南とその時代」展にもぜひ来てくださいね。郷土の先輩・陸羯南のこと、明治時代の弘前市のことを知れば、きっと、今よりもっと弘前が好きになりますよ。

 

(みかみ)

 

 

平成28年1月1日(金曜日)
あけましておめでとうございます。

 

こんにちは。

 

本年も弘前市立博物館をよろしくお願い申し上げます。皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月30日(水曜日)

今年もあと二日です。

 

こんにちは。

 

今年も残すところ、あと二日となりました。今日の弘前市はよい天気です。先週までは雪があまり降らず、今年は雪が少ないねなどど話していましたが、先週末、一気に雪が降りました。窓の外はすっかり雪景色です。雪が降るとこわいのが転倒です。私は毎年一度は転んでいるので、今年は転ばないよう、細心の注意を払って雪道を歩きたいと思います。皆さまも、冬靴は靴底を見て選ぶなど、雪対策をしっかりして、長い冬に備えましょう。さて、「陸羯南とその時代」展は年末年始も開催しております。親戚が集まった場で「市立博物館に行ってみましょうよ!」などと提案していただけると非常に嬉しく思います。お正月はぜひ博物館へ!

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月24日(木曜日)
小学生、中学生向けの企画もあります!~「陸羯南とその時代」展~

 

こんにちは。

 

現在開催中の「陸羯南とその時代」展では、小学生、中学生を対象に、羯南クイズに答えて缶バッジをもらおう!という企画を行っています。小学生、中学生の皆さんは、ぜひ参加してみてくださいね。参加方法はとっても簡単です。まず、受付で問題用紙を受け取り、展示を見ながら答えを探してください。記入が終わった用紙を受付に提出すると、解答が書かれた用紙と、当館のマスコットキャラクター・いのっちの缶バッジがもらえます!陸羯南についても詳しくなれますし、きっと、冬休みの素敵な思い出ができますよ!

 

いのっちの缶バッジ。とても可愛いです。

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月19日(土曜日)
いよいよ開幕です!「陸羯南とその時代」展!

 

こんにちは。

 

本日より「陸羯南とその時代」展が始まりました!

 

今日は開会式と内覧会が行われ、大盛況でしたよ。

今回の展覧会での私のおすすめは、特別展示室に展示されている

「かくは宮川風景」(竹森節堂・画)です。とても大きな絵で圧巻です。

そして、見ていると明るい気持ちになります。

絵の中の人々の華やいだ気持ちが伝わってくるようです。

 

もちろん、陸羯南に関する展示も充実しています。

共用展示室に展示されている「長清会大宮遊図」は今回の目玉展示

と言えるのではないでしょうか。

 

ということで、見どころ満載の「陸羯南とその時代」展に、

是非いらしてくださいね!

 

市立博物館は年末年始も開館していますよ!

 

内覧会の様子

 写真は内覧会の様子です。

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月16日(水曜日)
「陸羯南とその時代」展は19日からです!

 

こんにちは。

 

現在、博物館は展示替えの真っ最中です。

 

メジャーをもって計測したり、金槌や木槌を振るったりという日々です。

 

さて、次回の展覧会は「陸羯南とその時代」展です。

陸羯南が好きな人はもちろん、陸羯南をよく知らない人も楽しめる

展覧会になる予定です。

 

明治時代の弘前のことも紹介しますよ!

 

皆さま、楽しみにしていてくださいね!

 

平成27年度・企画展5

「陸羯南とその時代」

期間:12月19日(土曜日)~2月28日(日曜日)

休館日:12月21日(月曜日)、1月18日(月曜日)、2月15日(月曜日)

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月7日(月曜日)
小柳吉次展、閉幕。

 

こんにちは。

 

昨日(6日)をもちまして、「~りんごに魅せられて~小柳吉次展~」は閉幕しました。

 

期間中はたくさんのかたに来館していただき、感謝しております。

「私も植物画を描いてみたい!」と思われたかたも多かったのではないでしょうか?

 

以前も書きましたが、私は小柳氏のボタニカルアートを見て、

来年はりんごの花をじっくり観察しよう、と思いました。

 

早くも来年の春が待ち遠しいです。

 

(みかみ)

 

 

平成27年12月5日(土曜日)
小柳吉次展は明日までです!

 

おはようございます。

 

昨日、弘前市には結構な量の雪が降りました。

 

一気に冬に突入!といった雰囲気です。冬といえば、弘前市役所周辺では、

毎年恒例のイルミネーションの点灯が始まっています。

夜に弘前市を訪れる際は、ご覧になってくださいね。

とってもきらびやかですよ!

 

さて、大好評開催中の「~りんごに魅せられて~小柳吉次展~」は、

いよいよ明日で閉幕です。

 

冬になり、屋外で花を見かけることはなくなりましたが、

展示室の中では、小柳氏が描いた満開のりんごの花やバラの花を

見ることができます。

心が華やぎますよ。

 

ということで、寒くて家から出るのが億劫だというかたもいるとは

思いますが、週末はぜひ、博物館へ!

 

皆さまのご来場をお待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成27年11月30日(月曜日)
明日から12月ですね!

 

こんにちは。

 

11月も今日一日となりました。今日の弘前市は、気温は低いものの

お日様が出ていて、久しぶりに、よい天気だなあ、と感じております。

 

さて、当ブログで何度もお伝えしていますが、

現在開催中の「~りんごに魅せられて~小柳吉次展~」は、

今週末(12月6日・日曜日)で終了となります。

 

品種によるりんごの花の違い、色鮮やかなバラの花、

植物画とはまるで違う雰囲気をまとった油彩画など、

小柳氏の描く世界を堪能できる展覧会です。

 

ぜひ、ご覧になってくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年11月18日(水曜日)
大盛況でした! 小柳吉次さんのギャラリートーク

 

こんにちは。

 

りんごの収穫もそろそろ大詰めですね。私の実家では収穫作業が終わり、

私もほっと一息ついているところです。

 

さて、現在開催中の「~りんごに魅せられて~小柳吉次展」は、

12月6日(日曜日)までとなっております。

 

小柳氏が描く植物画は本当に緻密で、目を凝らして見てしまいます。

展示室内には虫眼鏡も用意しているので、気になる絵がありましたら、

虫眼鏡を使ってじっくりご覧になってくださいね。

 

そして、15日(日曜日)には、小柳吉次氏によるギャラリートークが行われました。

 

100人を超えるかたの参加があり、ギャラリートークは大盛況でした!

たくさんのかたに来館していただき、感謝しております。

 

 

絵の解説をする小柳吉次氏(中央)…特別展示室で

 

 

(みかみ)

 

平成27年11月8日(日曜日)
小柳吉次氏によるギャラリートークのお知らせ

 

こんにちは。

 

「~りんごに魅せられて~小柳吉次展」はご覧になりましたか?15日(日曜日)の11時からは、小柳吉次氏によるギャラリートークが開催されますので、皆さま、是非いらしてください。事前の申し込みは不要です。たくさんのかたのご参加をお待ちしております!

最近の弘前市は雨の日が多く、肌寒い日が続いています。皆さま、風邪をひかないよう、体調管理には十分注意してくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年10月24日(土曜日)
弘前市は雨です。

 

こんにちは。

 

今日の弘前市は雨です。最近の弘前市は雨の日が多く、肌寒いです。冬が近いですね。さて、弘前公園では現在、「弘前城 菊と紅葉まつり」を開催しています。当博物館は弘前公園の中にありますので、菊と紅葉まつりをご覧になった後は、博物館にもいらしていただけると嬉しいです。窓の外は相変わらずの雨ですが、雨の中の紅葉もまた、風情があって素敵ですね。弘前公園の植物は、天候によってさまざまな表情を見せてくれます。

 

(みかみ)

 

 

平成27年10月22日(木曜日)
ムギ

 

こんにちは。

 

りんご農家は大忙しの時期ですね。私も休みの日には、実家の畑を手伝うことが多くなり、秋だなあと感じています。さて、現在開催中の「りんごに魅せられて~小柳吉次展」では、りんごの花はもちろん、りんご以外の植物画も展示されています。私が一番好きなのは「ムギ」という作品です。オートムギ、ライムギ、コムギ、マカロニムギ、オオムギ、ビールムギが描かれています。よく知っているムギもあれば、初めて目にするムギもあり、思わず見入ってしまいます。

 

(みかみ)

 

 

平成27年10月10日(土曜日)
青柳 正規 文化庁長官 博物館にあらわる!

 

文化庁長官の青柳正規(あおやぎ・まさのり)さんが、8日午後4時ころ、博物館を訪問し、常設展「津軽の歴史」の展示の様子を視察したよ。

 

ヒロハク(弘前市立博物館)に文化庁の長官が来たのは初めてじゃないかな!

青柳長官は、古代ローマの歴史の研究で有名なひとだよ。

 

ところで、文化庁というのは、文化の振興・普及それから文化財の保存・活用をはかることなどを行う国の行政機関なんだ。少し難しいかな。

 

青柳長官は、ヒロハクを出てから、本丸に行き、弘前城の天守曳屋(てんしゅひきや)の工事の様子を視察したんだ。

 

 

常設展「津軽の歴史」についての三上学芸員の説明を聞く青柳長官(右)

 

 

ヒロハクの建物を見る青柳長官

 

(いのっち)

 

 

平成27年10月10日(土曜日)
「~りんごに魅せられて~小柳吉次展」が始まりました!

 

こんにちは。

 

本日、「~りんごに魅せられて~小柳吉次展」が開幕しました。りんごの花の絵のほか、バラなどの絵、麦の絵、油彩画など、小柳吉次氏の世界を堪能できる展覧会となっております。特に、りんごの花の絵がずらりと並んだ美術展示室は圧巻です。りんごは身近にありすぎて、今まできちんと花を見たことがありませんでしたが、品種によって花は全然違うのですね。「来年の春はりんごの花をじっくり見たい!」という気持ちになりました。来年の春がいまから待ち遠しいです。

 

(みかみ)

 

 

平成27年10月1日(木曜日)
次回展のお知らせ

 

こんにちは。

 

今日から10月。秋はりんごの季節ですね。博物館の次回展は「りんごに魅せられて~小柳吉次展~」です。詳細は以下のとおりです。

 

平成27年度・企画展4

「りんごに魅せられて~小柳吉次展~」

期間:10月10日(土曜日)~12月6日(日曜日)

休館日:10月19日(月曜日)、11月16日(月曜日)

 

りんごの季節にぴったりな展覧会となります。お楽しみに!

 

(みかみ)

 

 

平成27年9月26日(土曜日)
明日までです!

 

こんにちは。

 

子ども達に大人気!の「こども~探検・発見~博物館」展は、明日(27日)で終了となります。今回の展覧会では、たくさんの子ども達がいろんな発見をしています。「十手、重いっ!」「銃、重いっ!」と、驚きの声をあげる子ども達をたくさん見ました。重さは写真を見ただけでは伝わりません。実際に持ち上げてみて初めて、重いなあ!という発見が出来ますよね。ということで、今週末は博物館で発見しよう!

 

(みかみ)

 

 

平成27年9月16日(水曜日)
来館記念スタンプを紹介します。

 

こんにちは。

 

前回紹介したスタンプコーナーから、今回は、インパクト大な来館記念スタンプを紹介したいと思います。まずは写真をご覧ください。

 

 

なんと威厳のあるスタンプでしょう。しかも、サイズが大きい!前回掲載した「はやぶさ」のスタンプが、よりキュートに見えますね。「藩主たちの時代」展の来館記念スタンプは、弘前の歴史に興味のあるかた、スタンプ好きのかたにオススメの一品です。

 

(みかみ)

 

 

平成27年9月10日(木曜日)
おとなも発見できます!

 

こんにちは。

 

現在開催中の「こども~探検・発見~博物館」展は、おとなも「発見」できる展示内容となっております。私自身、さわってみようコーナーで火縄銃を持った時には、「火縄銃とはこんなに重いものだったのか!」と驚いてしまいました。何歳になっても、驚きや発見はあるのですね。

また、今回の展覧会では、「スタンプコーナー」を設置しています。博物館では、企画展ごとに「来館記念スタンプ」を制作しています。スタンプコーナーでは、今までの来館記念スタンプの中から選ばれた10作品を自由に押すことができます。画像は私の一押しスタンプです!可愛い!!

 

 

 

(みかみ)

 

 

平成27年9月7日(月曜日)
絵図の上を歩くことができます!

 

こんにちは。

 

今回の展覧会では、拡大した絵図の上を歩くことができます!昔の弘前ってどんな感じだったのかな。歩きながら考えてみよう!

 

(みかみ)

 

 

平成27年9月4日(金曜日)
「こども~探検・発見~博物館」が始まります!

 

こんにちは。

 

明日から「こども~探検・発見~博物館」展が始まります!今回の展覧会の見どころは「さわってみようコーナー」があることです。土器のかけら、十手(じって)、銃のほか、最近大人気の「刀」に触れることができます!(注意:もちろん、鞘から抜くことはできませぬ。)

 

楽しい展覧会になりましたよ。皆さまのご来場、お待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成27年8月24日(月曜日)
「青の時間-佐野ぬいの世界」展、閉幕

 

こんにちは。

 

お盆を過ぎたあたりから、弘前市は一気に涼しくなりました。もうすぐ秋ですね。体調を万全にして、食欲の秋を迎えたいものです。

 

さて、昨日をもちまして「青の時間-佐野ぬいの世界」展は終了しました。期間中はたくさんのかたに来館していただき、本当に感謝しております。この夏、佐野ぬい氏の作品に触れ、私は「青」という色に魅了されました。元々好きだった「青」が、ますます好きになりました。皆さまはいかがでしたか?

次回は、「こども~探検・発見~博物館」展です。これから展示作業を行っていきますが、子ども達がわくわくできる展示になると思いますので、家族みんなで博物館に遊びに来てくださいね。

 

平成27年度・企画展3

「こども~探検・発見~博物館」

期間:9月5日(土曜日)~9月27日(日曜日)

休館日:9月24日(木曜日)

 

お楽しみに!

 

(みかみ)

 

 

平成27年8月16日(日曜日)
ナイトミュージアムを開催しました!

 

こんにちは。

 

学生の皆さんはそろそろ夏休みも終わりですね。夏休みといえば、宿題、ラジオ体操、カブトムシ、探検……。というわけで、昨夜、市立博物館では「夏休み親子ナイトミュージアム探検」を開催しました!事前に申込みしていただいた親子を対象に、夜の博物館での展示解説、さらには、警備員さんと一緒に館内を巡回するというイベントを行いました。夜の博物館は幻想的な雰囲気で、不思議なことが起こりそうな気配が漂っていました。実際、ちょっとした事件にも遭遇しましたが、子ども達の協力で、無事に解決することが出来ました!みんな、ありがとう!!今度は昼の博物館にも遊びにきてね。

 

(みかみ)

 

企画展「青の時間-佐野ぬいの世界」を学芸員の解説付きで見学しました。

 

警備員さんと一緒に、ロビーの外も見回った。夜に外から見る前川建築もよかったよ。

 

 

 

平成27年8月10日(月曜日)
3,000人突破です!

 

こんにちは。

 

新聞でご覧になったかたもいらっしゃると思いますが、先週の土曜日に、「青の時間-佐野ぬいの世界」展の来場者が3,000人を突破しました!たくさんのかたにご来場いただき、本当に嬉しく思います。「青の時間-佐野ぬいの世界」展は、23日(日曜日)まで開催しております。8月17日(月曜日)は休館日ですが、それ以外の日は開館していますので、お盆休みはぜひ、親戚やお友達と一緒に博物館にいらしてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年8月2日(日曜日)
丘へ

こんにちは。

 

共用展示室に「丘へ」という作品が展示されています。黄色で描かれた丘が鮮やかで、丘の上には爽やかな青空が広がっています。「丘」にあまり馴染みがないせいか、この絵の前に立つと、色々と想像してしまいます。この丘に行くならお洒落な服装で行きたいな、とか、この丘を一気に駆け上がってみたいな、とか考えています。理想の「丘」を見つけたい!そんな気持ちになる一枚です。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月31日(金曜日)
ねぷたの時期です!

 

こんにちは。

 

今日も弘前市は暑いです。そういえば、昨日も暑かったです。きっと明日も暑いのでしょう……ということで、外に出るたび「暑い」とつぶやく日々が続いています。しかし、展示室内を見渡せば、涼やかな佐野ぬいブルーが目に飛び込んできます。「夏といえば青!」ということを今年はいつも以上に感じています。

 

さて、明日から弘前市ではねぷたまつりが始まります!弘前市を訪れた際には、ぜひ、当博物館にもお立ち寄りください。ねぷたとは違った「夏」を感じていただけるのではないかと思います。個人的には「ウォーターブルーの夏」という作品が好きです。「夏」を強く感じる一枚です。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月24日(金曜日)
ラッキーグリーンの

 

こんにちは。

 

「青の時間-佐野ぬいの世界」展、毎日たくさんのかたにご来場いただき、感謝しております。

 

ところで、特別展示室に展示されている「様式のラッキーグリーン」という作品、皆さまはご覧になりましたか?ラッキーグリーン……!!なんと素敵な響きでしょう。「ラッキー」も「グリーン」も明るい気持ちになる言葉ですよね。以下、佐野ぬい氏の言葉を引用します。

「ラッキーグリーンという色名は、実在の絵具にはない。絵を見て、私がつけた名前である」(月刊ツゥーライフ第9号・2007年8月)

 

どんな作品なのか、興味がわきませんか?

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月19日(日曜日)
オペラ色の

 

こんにちは。

 

「青の時間-佐野ぬいの世界」展の中で私が好きな絵のひとつに、「オペラ色の速い線」という作品があります。オペラ色ってどんな色?速い線ってなんだろう?……と、作品名を聞いただけでも想像が膨らみますね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月18日(土曜日)
休館日について

 

こんにちは。

 

今日は当博物館の休館日についてお話ししたいと思います。

というのも、お客さまから「月曜日はお休みでしょう?」と聞かれることが非常に多いのです。当博物館の休館日は、毎月第3月曜日(第3月曜日が祝日や休日にあたる場合はその翌日)となっております。それ以外の月曜日は開館していますよ!(ただし、展示替え期間中は臨時休館となりますので、ご注意ください)

 

ちなみに、現在開催中の「青の時間-佐野ぬいの世界」展の休館日は、7月21日(火曜日)、8月17日(月曜日)の二日間となっております。お盆期間中も開館していますので、親戚が集まったところで「市立博物館で素敵な展覧会をやっているわよ」などど宣伝していただけると嬉しいです。

 

今日の弘前市はあいにくの悪天候ですが、当博物館の展示室内は、青、ピンク、黄色、白、黒、グリーンなど、多くの色彩にあふれています。佐野ぬい氏の世界、ぜひご覧ください。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月13日(月曜日)
博物館、大盛況

 

こんにちは。

 

週末の博物館は、多くの人で賑わっていました。

 

11日(土曜日)は、「青の時間-佐野ぬいの世界」展の開会式と内覧会がありました。テレビや新聞でご覧になったかたも多いと思いますが、本当にたくさんの人にご来場いただき、大盛況でした。内覧会では、佐野ぬい氏による作品解説も行われました。佐野さんの解説は語り口が面白く、展示室内に何度も笑い声があふれていました。佐野さんの描く世界に、ますます興味を持たれたかたも多いのではないでしょうか? 

 

12日(日曜日)は、第二回・館長講話がありました。テーマは「江戸時代は女性にとって暗黒か」です。こちらも大盛況でした。参加者がとても熱心に話を聞いているのが印象的でした。会場である博物館ロビーが静かな熱気に包まれていましたよ。次回の館長講話は、9月13日(日曜日)の予定です。テーマは「弘前城石垣修理工事~天守曳屋~」です。詳細は8月15日号の広報ひろさきに掲載予定ですので、興味のあるかたは、ご覧になってください。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月11日(土曜日)
本日より「青の時間-佐野ぬいの世界」展が始まります!

 

こんにちは。

 

今日の弘前市は天気がよく、青空が広がっています。「青空」と一言でいっても、空の青さにもいろいろな「青」がありますね。今日の弘前市の青空は、白っぽい青といいますか、ぼやっとした青です。

私の語彙力では上手い表現が思い浮かびませんが、日常にはたくさんの「青」が存在している、ということを改めて感じています。

 

佐野ぬい氏は「青の画家」として知られています。絵の中に様々な「青」が描かれています。多くのかたに佐野ぬい氏の「青」、そして、「世界」を感じていただきたいと思っておりますので、皆さまぜひ、博物館にいらしてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年7月4日(土曜日)

7月11日からは「青の時間-佐野ぬいの世界」展が始まります!

 

こんにちは。

 

来週の土曜日(11日)から開催される「青の時間-佐野ぬいの世界」展に向け、博物館では現在、展示替えの作業をしています。作業中にもかかわらず、見惚れてしまう作品が何点もありました。その中でも特に、ピンク色や黄色を大胆に配した作品を見た時には、心が浮き立つような、わくわくするような感覚になり、作業の疲れをしばし忘れていました。

 

展示作業はまだまだ続きます。

どんな展覧会になるのか、楽しみにしていてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月29日(月曜日)

浮世絵展の次は……!

 

こんにちは。

 

昨日28日をもちまして「浮世絵の美-平木コレクションの名品-」展が終了しました。

期間中はたくさんの方にご来場いただき、感謝しております。浮世絵が好きな私としては、展覧会が終了してしまい、とても寂しいです。

 

が、寂しさに浸っている暇はありません。次回の展覧会に向け、これから博物館は大忙しなのです。

 

という訳で、ここで次回の展覧会をお知らせします!

 

平成27年度・企画展2

「青の時間-佐野ぬいの世界」

期間:7月11日(土曜日)~8月23日(日曜日)

休館日:7月21日(火曜日)、8月17日(月曜日)

 

お楽しみに!

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月26日(金曜日)
今週末は博物館へ!

 

こんにちは。

 

現在開催中の「浮世絵の美-平木コレクションの名品-」展は、28日(日曜日)で終了となります。

 

「もう週末の予定は決まっちゃっているのよねえ」という方もいらっしゃるかと思います。しかし、浮世絵の美が見られるのは今週末まで……!

「予定は決まっているけれど、寄ってみようか、博物館」と思っていただけると嬉しいです。

 

皆さまのご来場をお待ちしております!

 

※浮世絵のグッズ販売も28日(日曜日)までです。

素敵なグッズがたくさんありますので、ご来場の際には、売店にもお立ち寄りくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月21日(日曜日)
美しいブックマーク

 

こんにちは。

 

今回は、「浮世絵の美-平木コレクションの名品-」展のグッズ紹介(第二弾)です。

紹介するのはブックマークです。

 

 

 

美しいブックマークがこんなにたくさん!

あれもこれも欲しい、と思ってしまいますね。

私自身は、熟慮の末、家族へのお土産用を含めて3枚購入しました。

 

そういえば、以前紹介した猫グッズですが、やはり売上が好調のようです。

猫は強いですね。

 

ちなみに、グッズ販売も28日(日曜日)までとなっておりますので、浮世絵グッズ(もしくは猫グッズ)が気になる方はぜひ、会期中にいらしてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月19日(金曜日)

5,000人突破です!

 

こんにちは。

 

本日、「浮世絵の美-平木コレクションの名品-」展の入館者が5,000人を突破しました。

 

記念すべき5,000人目の方からは、

「前期展示が良かったので、後期もきました」

という嬉しいお言葉をいただきました。ありがとうございます!

 

会期は28日(日曜日)までです。

皆さまのご来場、お待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月18日(木曜日)
浮世絵の美、お見逃しなく!

 

こんにちは。

 

「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展の会期が、残り10日となりました。

あと10日しかないのです……!! 

まだご覧になっていない方は、お見逃しのないよう、早めにいらしてくださいね。

浮世絵を間近でご覧になれば、きっと、「浮世絵の美とはこういうことか……!」と感じることができるはずです。

 

ちなみに、私が一番好きな作品は、鈴木春信の「座舗八景」です。

後期展示では、座舗八景の中から4作品が展示されています。

絵師、彫り師、摺り師の技が光っています。ぜひ、皆さまも輝きを感じてくださいね。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月10日(水曜日)

後期展示が始まりました!

 

こんにちは。

 

「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展の後期展示が始まっております!

15点の作品が入れ替えとなっていますので、前期展示をご覧になった方も、再度楽しめる内容となっております。

 

「しまった! 前期展示を見逃してしまった!」という方がいましたら、後期展示は28日(日曜日)までとなっておりますので、お見逃しのないよう、お願いいたします。

 

そして……。つい先ほど、「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展の来場者が3,000人を突破しました!

たくさんの方にご来場いただき、感謝感激でございます。

 

さて、今日の弘前市はとてもよい天気です。

「どこかにお出掛けしたいなあ」という気分になりましたら、ぜひ、当博物館を思い出してくださいね。

皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月6日(土曜日)
明日は前期展示の最終日です。

 

こんにちは。

 

大好評開催中の「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展ですが、明日(7日)が前期展示の最終日となっております。前期展示でなければ見られない作品もあります。ぜひ、博物館にいらしてくださいね。

 

さて、今回掲載した写真は、博物館のロビーから見える景色です。当博物館は弘前公園の中にありますので、ロビーから見える景色も素敵です。私自身、ふと眺めた窓外の景色に癒されたことも、一度や二度ではありません。

浮世絵展を見た後に弘前公園を散歩すれば、豊かな自然の中、江戸時代に思いを馳せることができるでしょう。

 

なお、後期展示は6月9日(火曜日)からです。6月8日(月曜日)は展示替えのため休館となりますので、ご了承ください。

 

 

(みかみ)

 

 

平成27年6月5日(金曜日)
「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展、グッズも好評です!

 

こんにちは。

 

現在開催中の「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展に合わせ、博物館のロビーでは、グッズの販売も行っております。

 

それでは、数あるグッズの中から、私自身が購入した品を紹介したいと思います。

 

 

猫のクリアファイル二点と猫の一筆箋です。

「昨今の猫人気……イマイチ理解できないわね」

と常々思っている私ですが、写真に載せたグッズは、思わず購入してしまいました。

特に一筆箋はお気に入りです。とても可愛らしい!

「大切なあの人に久しぶりに手紙を書いてみようかしら」

という気分にさせてくれます。

 

という訳で、グッズも魅力的な「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展に、皆さまぜひ、足をお運びください。

(注:今回紹介したグッズですが、作品そのものの展示はございませんので、ご了承ください。)

 

(みかみ) 

 

 

2015年5月27日(水曜日)
特別企画展「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展、大好評開催中です!

 

こんにちは。

 

市立博物館では、5月23日(土曜日)から「浮世絵の美‐平木コレクションの名品‐」展を開催しています。

「あっ、この浮世絵、知ってる!」というような作品がたくさんあります。

 

会期は、

○前期展示:5月23日(土曜日)~6月7日(日曜日)

○後期展示:6月9日(火曜日)~6月28日(日曜日)

※6月8日(月曜日)は展示替えのため休館

となっております。

 

ちなみに、重要文化財は前期と後期で入れ替えとなりますので、皆さまぜひ、前期展示・後期展示ともご覧になってくださいね。

 

ロビーにはスタイリッシュな垂れ幕も……!!

 

 

(みかみ)

 

2015年4月10日(金曜日)

企画展「さくらさくら」が新聞に掲載されました。

 

 4月4日(土曜日)から開催している企画展1「さくらさくら」が、東奥日報4月8日(水曜日)の15面、陸奥新報4月10日(金曜日)の12面に紹介されました。ぜひチェックしてみてください。

今回、岩手県立博物館から桜を蒔絵で描いた文台・硯箱・冠台を、一関市博物館からは狩野常信が桜を描いた屏風を借用し展示しています。また、弘前城中で使用されていた「観桜図襖(ふすま)」には、花見に興じる平安時代の貴族の様子が描かれています。ほかにも、桜にちなんだ作品その他を展示しています。

みなさんも、「弘前さくらまつり」を見たあとなどに、ぜひ博物館へ足をお運びいただき、ご観覧ください。(T)

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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